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緋山先生side
Aが呼吸停止って連絡を受けたとき、身体が固まってしまってその後のことはあまり覚えていない。
そのうちに三井先生が来てくれて、経緯を話してくれた。
なんで？
今まで、そんなことなかったのに？
やっぱり、私はAの心の支えにはなってなかった？
分かってる。
両親の代わりになんてなれない。
けど、Aの姉として一生懸命に寄り添って両親のいない寂しさだったりを埋めてきた。
…そう思っていたのは、ただの勘違い？自意識過剰？
マイナスな感情が頭の中を支配して、つい、三井先生に当たってしまった。
すると、白石が急に怖い顔で大声で私を呼びながらズカズカと近寄ってきた。
『…びっくりした。急に大声出さないでよ。』
頬を濡らしそうになっていた涙を拭い、落ち込んでいるのを悟られないよに出来るだけ笑顔を作り、明るい声で言う。
白石「あのね。緋山先生はAにいっちばん寄り添って心身ともに支えてきたの。私はそれを見てきた。時間が少しでも空けば会いに行ったり、時には叱ったり笑い合ったり。」
『…急になによ。私の気持ちなんてあんたには分かんないでしょ。偉そうに説教してこないで。』
何を言われるかと思えば、勝手に説教始めてきた。
つい、カッとなってしまい突っかかってしまう。
白石「ええ。分からないわ。緋山先生の気持ちなんて。」
『だったら…』
白石「でもね。緋山先生のAに対する行動を、言葉をいつも見てきたの。その事実だけは分かる。Aは甘えたくなったとき、夜に寂しくなったとき、いつも呼ぶのはご両親じゃなくて緋山先生じゃない。」
『…っ。』
白石の言葉が胸に刺さり、視界がぼやけてきた。
白石「…ごめん、つい、大声出しちゃった。」
『…ふっ。』
涙を隠すように下を向くと謝ってきたのがなんか可笑しくて笑ってしまった。
涙を拭いながら笑って顔を上げると、三井先生と白石はびっくりしたみたいでポカンって顔でこっち見ててさらに笑ってしまった。
『…あははっ。笑。』
白石「え？もしかして…悩みすぎて壊れた？」
『うっさい。笑。』
めちゃくちゃ真剣な顔であわあわして質問してきた白石に笑いながらつっこむ。
三井「まあ、よくわからないけど白石の言葉で気持ちが軽くなったんじゃないかしら？」
『三井先生、ありがとうございました。ご心配おかけしました。』
三井先生に向き直って言うと、優しい笑顔で抱きしめてくれた。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
