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緋山先生said
あれから1週間。
昨日からやっと熱が下がってきて、今朝、完全に平熱に戻ったA。
A「お姉ちゃん！」
すっかり元気が戻って、医局の中で騒いでる。
今だって、パソコンに向かっていたらスクラブの裾掴まれてちょっかい出されてる。
『なーに。今仕事中。』
A「うー…あ！あいざわー！」
画面から目を離さずに言うと、医局に戻ってきた藍沢を見つけてほぼ、叫びながら寄っていった。
『こらー。藍沢せ・ん・せ・いでしょうが。』
藍沢「…すっかり元気だな。」
A「うん！あ、スポーツドリンク、ありがとう！」
こっちの声には耳を傾けず、藍沢に満面の笑みで話しかけてる。
お礼をしてるのは褒めたいけど無視したのはチャラにはできない。
藤川「藍沢ー、さっそく尻に敷かれてんな笑。」
Aとのやりとりを聞いていた藤川に絡まれてる藍沢。
見事にスルー。笑。
ウケる笑。
藤川「ちょっとちょっとー？冷たくない？ね、Aちゃん？」
A「藤川が変な事言うからだよー？」
いつもの調子でAに話を振ると、最もなことを真顔で言ってついに笑いがこらえきれなくなった。
『あっはは。まじうける。笑。』
藤川「う、うるせーな！あ、田中さんの点滴かえなくちゃなー…」
図星をつかれ、私に笑われ、顔を赤くしてわざとらしく時計を見ると逃げるように出ていった。笑。
いや、逃げたのか。
A「ねーねー。藍沢は先生つけなきゃいけないのに、藤川はつけなくていいの？」
いつの間にか私のそばに戻ってきたAに聞かれる。
さっき訂正いれなかったしね。
『んー…藤川だし。いいんじゃん？』
A「ふーん…わかった！」
保護者としてはいけないけど、藤川に先生って付けて呼ばせるのは癇に障る。
それに、そっちのほうが面白そうだし。
『…また熱上がるかもしれないから歩き回らないでじっとして。』
医局を出ようとしたAを半ば強制に連れ戻し、椅子に座らせ、色鉛筆とスケッチブックを渡す。
最初はえー。だのやだー。だの言ってたけど、絵を描くのは好きみたいだから直ぐに静かに描き始めた。
それを見て改めてパソコンに向かう。
今回は喘息も酷くならなかったし良かったな。とか思いながら。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
