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Aside
ん…
いつから寝てたんだろ…
目が覚めて、重い体を起こし窓の外を見ると明るかった空は黒に染まっていた。
『…夜…ｹﾎｹﾎ』
お姉ちゃん…いない…
冴島「…あ、Aちゃん、起きた？」
何を考えるでもなく、ただベッドの上でぼーっとしているとはるちゃんがたぶん私の夕食であろう食事を手に近づいてきた。
そして、一旦お盆を近くの机に置くと私の目線に合うようにしゃがんで首を触ってきた。
『…うん…ねーたん…は…？…ｹﾎ』
冴島「まだ熱いね…緋山先生、今、オペ中なの。ごめんね…どう？ご飯食べれそうかな？」
お腹すいてないな…ていうか、食べるって行為がめんどう。
『んーん…いらない…』
冴島「いらないって言われても…ちょっとだけ、食べない？ほら、いちごあるよ？」
私が拒否を示すと、少し困った顔をしていちごの乗ったお皿を取ってきてくれた。
食べるのは面倒だけど、喉が渇いてるからいつもより魅力的にみえる。
『…いちご…食べる…ｹﾎｹﾎ』
冴島「お、えらい！はい、あーん。」
はるちゃんは褒めてくれたあと、一口大に切ったいちごをスプーンで食べさせてくれた。
熱のせいで味はほとんど感じないけど、乾いた喉に染み渡る。
『…も…いらない』
そのあと二口食べた。
まだ食べれる気もしたけど、体を起こしているのも辛くなってきたし食べるという行為もつらい。
冴島「もう少し食べてほしいんだけどなー…ま、頑張ってくれたからいいか。じゃ、お薬飲もうね。」
薬を用意してくれてるはるちゃんをぼーっと見てると、ふと、お尻が気持ち悪さを感じた。
『はーたん…おしっこ…』
冴島「あ、トイレいく？」
はるちゃんに訴えてみると、すぐに手を止めて来てくれた。
けど、ちがう。
『んーん…』
冴島「…あ。新しいのに取り替えようね。」
なんとなく言い出しにくくて俯いてると、気づいてくれて新しいおむつに替えてくれた。
なんで気づいてくれたのかな。
冴島「なんで気づいたのかなーって思ってる？…ふふ。ちっちゃい頃から、おねしょでおむつが濡れてる時、Aちゃんズボンのウエストの所を触るから分かるのよ。」
心を読まれた驚きもあったが、自分が無意識にそんなことをしていたことに驚き、同時に恥ずかしくなって俯いた。
冴島「ふふ。大丈夫。そのうちきっと治るわ。おねしょも、病気もね。」
『ぁっこ…』
なんとなく甘えたくなって、はるちゃんに抱っこをしてもらった。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
