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冴島side
『よしっ。Aちゃん、お熱測ろ？』
「やら…」
言われると思った。
しょうがない…
ﾋﾟｯ
『…38.8度か…まだ寒い？』
耳で測る体温計でさりげなく測る。
あんまり正確じゃないから本当は脇ので測りたいんだけどね…
「ちょっと…ｹﾎｹﾎ…姉たんは…？」
『じゃあ暖かくしようね。お姉ちゃんは今ね、患者さんを頑張って治してるの。だからもうちょっと待ってね？』
A「ん…はーたんと待ってる。」
んは…
かわいい…
いけないいけない。
毛布用意して包んであげよう。
あ、丁度いいところに。
『雪村さん、ちょっと毛布持ってきてくれないかしら？』
雪村「え？いいですけど…」
『ありかとう。』
たぶん下ろそうとすると泣いちゃうだろうし、辛いのに動かしちゃうのも可哀想だからね。
A「はーたん…」
『ん？なーに？』
小さな声で私を呼ぶから首を出来るだけ回してAちゃんの方を向く
A「のど…かわいた…ｹﾎ…」
『お水でいい？それとも…スポーツドリンクがいいかな？温かいやつ。』
A「あったかい…スポーツドリンク…」
『ふふ。わかった。じゃあ、はーちゃん用意するからちょっとそこのベッドに横になっててくれる？』
小さい頃から体調悪いときは温めたスポーツドリンクをよく飲んでいたから聞いてみたら…変わってないのね。
A「ん…」
『いい子ね。』
そっと簡易ベッドに寝かせるとスポーツドリンクの粉をマグカップに入れてお湯で溶かす。
眠れないときとか熱あるときとかによく来るからAちゃん専用のがいつも置いてあるの。
お湯だけだと熱すぎるからお水で火傷しない程度に冷ます。
あ、なんでスポーツドリンクの粉がスってでるかって言うとね、
緋山先生がよくAちゃんが体調崩すからって持ち歩いてるのよね。
『こんなものかな…おまたせ。』
マグカップを頬に当てて熱さを確認しAちゃんの元へ。
A「ん…ｹﾎ…」
『抱っこだと飲めないから、お膝でいい？』
A「うん。」
抱っこしてって両手を向けられたけど飲めないから膝に抱えるように抱っこする。
『はい、ゆっくりでいいからね。』
Aちゃんにマグカップを渡すと両手で持ってふーふーしながら少しずつ飲む。
脱水症状に陥らないように飲める時に飲んでおかないとね。
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
