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白石先生side
『ん…？』
昨日運ばれてきた患者さんの検査結果をとりに行き救命に戻る途中、緋山先生が担当の…たしか、緒方さん。が慌てているのが見えた。
緒方さん「誰か…っ…あ！先生！」
『どうされました…A？！』
緒方さんは私に気づくと緊迫した表情で呼んだため、早足で近づくと隣にAが倒れていた。
緒方「あの、その、シュークリームを…」
『シュークリーム…？！』
やばい。
アレルギーによるアナフィラキシーだ。
瞼や唇も腫れてる。
Aは乳製品と小麦にアレルギーがあるから、シュークリームなんてもってのほか。
『たしか…あった…っ』
Aが握っているくまのぬいぐるみの背中のチャックを開け、エピペンを取り出しAの太ももに刺す。
『あ、あの！ストレッチャーお願いします！…もしもし。Aがアナフィラキシーで倒れた。今からそっち行く。』
近くを通りかかったナースにストレッチャーを頼み、緋山先生に連絡する。
看護師「…おまたせしました！」
『ありがとう。よいしょ…』
緒方「あ、あの、俺…っ」
『緒方さん、落ち着いてください。こちらはまかせてください。』
ナースが持ってきてくれたストレッチャーにAを寝かせ、あたふたしている緒方さんに声をかける。
ストレッチャーを押し、救命へ急ぐ。
『Aー？聞こえるー？もう少しで楽になるからねー？』
声をかけるが反応はない。
やばい。
チアノーゼ出てきてる。
急がないと。
…
『緋山A、8歳。シュークリームを食べたことでの小麦と乳製品のアレルギーによるアナフィラキシーショックかと思われます…1.2.3！』
救命の初療室に付き、待っててくれた緋山先生、藤川先生、フェローに手早く情報を伝えベッドにうつす。
緋山「ったく…なにやってんのよ。」
藤川「小麦と乳製品のダブルパンチかー。」
緋山先生は怒りながらも手早く挿管していく。
『現場でエピペン入れたけど、血圧低いわね…灰谷先生、抗ヒスタミン薬、お願い。』
灰谷「は、は、はいっ」
…
みんなの迅速な対応によって、なんとか状態が安定し、AをICUへ移した。
緋山「はぁ…なんでシュークリームなんか…」
『…えっと、』
緒方「…あの…っ」
Aのベッドの横で頭を抱えている緋山先生に、なんて声をかけようか迷っていた時、緒方さんが深刻な表情で近づいてきた。
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
