29. ページ30
Aside
三井「ごめん。ちょっと用事済ませてきちゃうから、Aお願い。」
橘「わかった。Aー、おいでー。よいしょ。」
三井「じゃあ。お願いね。…A、また戻ってくるからね。」
『わかった。』
ゆうくんママは何か用事があるみたいで、ゆうくんパパに抱っこしてもらうと優しく撫でてくれてどっか行っちゃった。
橘「あれ？俺じゃ不満かー？」
『えへへっ。そんなことなーい。』
ほっぺつんつんされて、くすぐったくて肩をすぼめた。
橘「よーし。お散歩でもするか！」
『やったー！』
嬉しくて両手を挙げると、ゆうくんパパも片手を挙げた。
橘「…あ、すみません。A、ちょっと借りるね。」
看護師「はい。よろしくお願いします。」
ゆうくんパパは近くを通った看護師さんに聞いて、小児科を出た。
『どこお散歩ー？』
橘「そうだなー…ヘリでも見に近くまで行くか？」
『え？！いいの？！』
橘「うん。いいぞ。調子もいいようだしな。」
『やったー！』
久しぶりの外、しかもドクターヘリの近く！
いつもは遠くからしか見れないから嬉しい！
橘「その前に、ちょっと救命よるな？」
『はーいっ。』
救命に着くと、ゆうくんパパは中でお仕事してるめぐちゃんに声をかける。
橘「白石。ちょっと外に出てくる。」
白石「わかりました。Aも一緒ですか？」
橘「おう。ヘリを近くで見せてやろうと思ってな。これから見に行くんだよなー？」
『ねーっ。』
ゆうくんパパと目を合わせて言う。
白石「ふふっ。わかりました。Aよかったねー。楽しんできてね？」
『うん！』
橘「あ、子供用のマスク取ってくれないか？」
白石「はい。…これですね。」
橘「ありがと。外に行くならマスクつけないとな。」
『うんっ。』
めぐちゃんが出してきてくれたマスクをする。
橘「じゃあ、言ってくる。何かあったら連絡くれ。あと、緋山にも言っといてくれ。」
白石「わかりました。」
橘「頼んだ。よし、行くか。」
『めぐちゃん、いってきまーす！』
白石「いってらっしゃい。」
笑顔で手を振ったら振り返してくれた。
…
『わぁー！』
橘「どうだ？近くで見るヘリは。」
『すごい…』
開いた口が塞がらないとはこういうことをいうみたい。
口を開けててマスクがズレたけど、そんなの気にならないくらい感動。
いつもは遠くからだからちっちゃく見えるのに、近くに来るとこーんな大っきいんだ。
橘「喜んでもらえたようでよかった。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 715人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
