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白石side
あれから仕事をし始めた緋山先生。
でも、やっぱり気になるみたいで落ち着きがなく、いつもはしないような細かいミスを沢山していた。
『緋山先生、Aの傍にいてあげて？ここはやっとくから。』
緋山「大丈夫…」
強がらなくていいのに。
誰から見ても今の緋山先生は大丈夫には見えない。
藤川「おっ、緋山どうしたー？恋の悩みでもあるんじゃない？」
冴島「こら。余計な事言わない。」
藤川先生がいつものようにからかってきても反応なし。
あ、今ボールペンしまおうとしてペン先押しちゃって痛そうだし。
こうなったら…
『冴島さん。』
冴島「はい。」
冴島さんと目を合わせ頷く。
『よっ…』
冴島「はい、Aちゃんの元へ行きましょう。」
緋山「ちょっ…」
私が緋山先生の持ってる書類を取り、冴島さんが背中を押して半ば強引にAの元へ連れていった。
『おかえり。緋山先生、どう？』
少しして緋山先生を送り届けてくれて戻ってきた冴島さんにきく。
冴島「最初は抵抗してましたけど、やっぱりAちゃんの顔を見たら素直に座って頭を撫でてました。」
『心配だもんね。まあ、何かして気を紛らわせたかったのかもしれないけど。』
冴島「あれは何かしてるうちには入ってませんでしたよね。」
『そうね。』
藤川「なーなー、緋山ってさ、なんであの子にいつもひいきしてんの？」
もう帰るみたいで私服に着替えた藤川先生がカウンターから身を乗り出して聞いてきた。
『え？Aちゃんは緋山先生の妹だからじゃない。』
冴島「もしかして、何年も接してて知らなかったわけじゃないわよね？」
藤川「あ、あったりまえじゃん！そ、そんなの前から知ってたっつーの！じゃ、はるか、俺あがるから。終わるとき連絡してな。おつかれー。」
冴島さんが鋭い目で聞くとあたふたして帰っていった。
『絶対知らなかったよね、藤川先生。』
冴島「はい。何年も接してて分かったなかったとは…はぁ…」
藤川先生の鈍感さには感心する。
藍沢「…緋山Aって、緋山の妹だったのか。」
『えっ…もしかして、藍沢先生も知らなかったの？』
藍沢「…あぁ。」
背後から話しかけられ振り向くと、いつものように指を動かしながら言われた。
なんて鈍感な男2人なのよ…
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
