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緋山先生side
だめだ。
怒りが止まらない。
でも、ずっと言い聞かせてたのに。理解してくれると思ってたのに。なんで食べたの？こんなに死にかけた。どうして？って思いが頭の中をグルグルして止まらない。
辛い思いをしてるのに、こんなに怒ってしまう自分にも腹が立って余計に怒ってしまう。
そして、それにまた腹が立つ。
白石は今の私に何を言ってもダメだと思ったのか、Aの背中を撫でてる。
『じゃあ、なんで食べたの。ねぇ。』
A「だって…ﾋｯｸ…だって…ﾋｯｸ…ｹﾎｹﾎ…シュークリームって…ﾋｯｸ…はじめて…で…ふぇ…シュー…ﾋｯｸ…がつけ…ば…クリームって…名前でも…ふぇ…クリームと…は…違うものかと…ﾋｯｸ…思ったのぉ…」
え…
『はぁ？！あんた、バカなの？！』
いや、シューが付けばクリームとは別のものって…
白石と冴島は笑ってるし。
A「ごぇん…なさぁ…ふえぇ…ｹﾎｹﾎｹﾎ…」
白石「お咳でちゃってるね。冴島さん、ネブライザーお願い。」
冴島「わかりました。」
あーー…
さっきまで苦しい思いをしてたのに、また自分のせいでAを苦しくさせている。
『はぁ…』
自分の気持ちを落ち着かせようと、椅子に座り直す。
冴島「お待たせしました。」
白石「ありがとう。20分でセットお願い。」
冴島「はい…Aちゃん、もくもく吸ってね。」
冴島がネブライザーをセットし、Aの口元へ出口を向ける。
『ふえぇ…ｹﾎｹﾎ…』
白石「もう泣かないよ？ほら、緋山先生もう怒ってないから。ね？」
『ん…ｹﾎｹﾎ…ﾋｯｸ…ふぇ…ﾋｯｸ…』
白石「うん。そしたら、いつもみたいにお口で吸って少し息を止めてお鼻から吐いてね。」
『すー……はー…ｹﾎ…』
Aは白石の声掛けで少しずつ落ち着き、それを見計らい白石はAのパジャマの中に聴診器を入れ、呼吸音を確認してる。
白石「…ん。上手上手。」
…
20分たち、冴島が片付けに行ってくれた。
白石「…もう大丈夫そうね。でも、念の為マスク付けさせて？」
聴診器で呼吸音を確認すると酸素マスクを用意し、Aに付ける。
『ねぇ、A。今度から、何か買ったものを食べる時は、ちゃんと裏側のアレルゲンの表示を見る。って約束して？』
改めて、向き合い真剣に話す。
A「うん。」
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
