僕はまたキミに恋するんだろう

5.末っ子の読み ページ6

Kaito side




お店に入ってからどこか一点を見つめたまま
ぼーっとしてる廉。



その視線の先は
……あーはいそういうこと。笑


俺ももう子どもじゃないからね21だし。


さすがにわかるようん笑


永瀬廉くん21歳
ここで一世一代の一目惚れしました。


海「れん！なにぼーっとしてんの笑」


『あぁ、なんかすごいなぁ笑』


海「お疲れやな笑」


『下手くそな関西弁やめや笑』


一目惚れしてもツッコミの早さは健在。


「あ、みなさんおそろいですよね？
店長呼んできますね。お待ちください。」


うん。綺麗。廉が好きなタイプ。



……ってことはだよ。

紫「かいと〜」


海「はいはい」


紫「俺、生まれて初めて一目惚れした？」


いや知らんがな笑
けどそうなるよ。


海「やっぱりね〜」


紫「は、お前サイコパス？」


海「紫耀好きそうだなって思った。」



廉と紫耀って似てないようで意外と似てるとこあるんだよ。特にこういうとこ。


頭から足の先まで洗礼された美を追い続ける面食い野郎と、大人っぽくて女性らしい雰囲気にすこぶる弱い天然野郎。




あーあ。また大変なことになりそう、笑。

6.無意識→←4.一目惚れ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す