48.僕はまたキミに恋するんだろう ページ49
Ren side
朝起きて顔洗って歯磨いて、
朝ごはんはめんどくさいから食べずに行
あっそうやった。
昨日Aが作ってくれたんや。
「ちゃんと朝食べないと死ぬよ！」
ってことで時間がある日は仕事終わりにうちに来て朝ごはんを作って置いてくれる。
Aが迷わないように店から近くのマンションに引っ越した甲斐あったな…
さすが料理の腕はすごい
『このオムレツうまっ』
残して行ってくれるこの朝ご飯が、
俺らが昨日も付き合ってた証でもある。
あれからかれこれ1年
俺はなんとかAと付き合ってる。
順調とは……言えんな笑笑
ある日俺の家での朝のこと
『ちょ、A！』
「誰！」
『お前の彼氏や』
「嘘」
『本当』
「嘘！」
『本当！！』
「嘘だ私がこんなイケメンと付き合えたわけない」
『ぬぉ、そうきたか笑』
「とりあえず昨日の私が何したか知りませんけど私は帰ります失礼しました。」
『あ！ちょ、待てっ！』
ふつうに逃げられたり笑
「私、なんとなく覚えてる男の人の名前あるんです。」
『おお、誰や？』
「たしか……
しょう？」
『オワタ』
どの'しょう'か知らんけどその'しょう'(絶対あいつやん)ってやつに記憶の中で敗北してたり…
正直、こんな記憶障害
とっとと治ってくれって思ったこともある。
今ももちろん思ってる。
けど大変な分普通のカップルじゃできんような
付き合い方をしてて、それはそれでおもしろい。
毎日Aの表情は変わるし新鮮で、
本人は年をとってってるのに
自分はまだピチピチだと思ってるおかげで
俺もなんか若くいられる気がする。笑
仕事終わり
俺はまた愛する人のいる店に向かう。
ガチャ
「お疲れさまでしたー！」
軽く頭を下げながら笑顔で出てくる彼女。
真正面にいる俺を見ていつも通り戸惑う。
「っあ、えっと…」
パッと顔を見て思い出してくれなくても
『はじめまして！あなたの彼氏の永瀬廉です。』
「あなたが…永瀬廉さん…？」
『おっ今日は落ち着いてる笑』
「日記読んだので。はじめまして。」
『はじめまして。』
何回はじめましてを繰り返しても
『よろしくな』
「っよろしくお願いします！」
笑顔の君をいつになっても守り続けたいから
僕はまたキミに恋するんだろう
Fin.
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リョウ(プロフ) - とってもキュンキュンでした！ (2019年2月8日 22時) (
レス) id: 7c0cec81f9 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 優奈さん» 感想ありがとうございます。お楽しみいただけたようでよかったです！ありがとうございました。 (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - まおさん» 感想ありがとうございます。そうなんですね！少しでも親近感を感じながら楽しんでいただけたのなら幸いです！ありがとうございました。 (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - みみんさん» 感想ありがとうございます。涙していただけるような物語を書けたこと、このような感想をいただけたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ひかるさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しい限りです。頑張ります！ありがとうございます！！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momo | 作成日時：2018年9月6日 13時
