僕はまたキミに恋するんだろう

2.僕 ページ3

Ren slde





大歓声の渦の中、笑顔で会場を駆け巡り
6人で手を繋いで幕を下す。




岸「俺たちがー？」

「「「 King & Prince ！！！」」」

KP「ありがとうございましたー！！！」





お城をイメージした豪華なセット。
その豪華な門が閉じ鍵の閉まる音がすると、
夢の時間は終わる。



カチャ


2ヶ月間に渡る全国ツアーが今終わった。






岸「せーのっ」

KP「お疲れ様でしたぁぁぁぁぁ！！！！！」





スタッフさんの温かい拍手と労いの言葉に
達成感を覚えながら、メンバー同士抱き合う。


俺はこの時間がめっちゃ好き。





まずは隣にいる紫耀に。
さらっとお疲れ〜！と笑い合い、

大体ここに紛れ込んでくるのがジンやから、
ウェーイ！とノリよく抱き合う。

そして周りにやれやれ言われながらお互いぎこちなく玄樹とお疲れと身を寄せると、

かいとに爆笑されながらよく頑張りました〜ってギュッとされる。完全にナメてるこいつ。






『優太〜ありがとーう！』


いつも通り、最後は岸くんにお礼を兼ねたハグ。


岸「おまっ汗かいてんだからもうちょっと躊躇しろよ！笑」

『ふふん笑』





俺が相変わらずホールドしていることは気にせず詰め寄ってくるほかの4人。




紫「そういえば岸くん今日このあとどうする？」

神「どうするー！」

岩「そろそろね、岸くんもね笑」

海「いいところ見せてよリーダ〜笑」





まあお分りいただけると思いますが、
これは完全に打ち上げの話。





きっと今日も
渋る+店は予約してない+割り勘 という
岸くん的フルコース。


と思いきや優太を見れば何やらニヤニヤして






『え、まじ？』



岸「まじ。今日はちゃんと予約とって貸し切って俺のおごり！！！」





「「よっしゃぁぁぁぁぁぁあ！！！」」


紫「全く岸くんらしくなくて面白くないけどありがたく行くわ！笑」

岸「おい！笑」


紫「リーダー様の気が変わらないうちにさっさと準備だ！！」



「「おっけーい！！！」」






優太に対してまあ当たり強めな紫耀の掛け声で
一体感が異常な俺ら笑



それにしてもどこまで太っ腹なんだか

相当安い店なんかな笑笑






まあいいやとりあえず準備しよー

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