検索窓
今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:348,258 hit

14.本当のこと ページ15






朝起きたら嗅いだことのない香りがして
その正体は紛れもなく男物のカーディガンで。



「そうです。


この日記によれば、私の記憶は


2年前で止まってるんです。


事故で、脳に障害を持ってて。


寝たらその日のことは全て忘れる。



私が覚えている昨日は、
桜と私の家で桜と岸くんと3人で蕎麦を食べてる昨日。


だから…朝起きたら店にいるし
誰かわからない人のカーディガンを羽織ってるし


その人と思われる人が普通に店に来て…



パニックになってしまって…」



さっき桜から本当の昨日は何があったのかざっくりと説明してもらって、この人は平野紫耀さんてことが分かった。


平野さんは私の言うことを何も言わずに静かに、でもちゃんと目を見て聞いてくれた。



こんなこと、普通じゃありえないのに。


「……信じませんよね、こんな話。笑
自分でもよくわかんないし。」


紫「俺は信じるよ。信じやすい性格だし。


それに、あんな泣きながら誰ですかなんて聞かれて嘘だと思うやついないでしょ笑」


「ありがとうございます。」



紫「それにしても実際にあるんだねそんな話。魔法みたいでなんかかっこいい。」



「かっこよくはないですけどね笑」



紫「かっこよくはないか笑


あ、岸くん着いたって。


ひとまず俺は帰るな。
びっくりさせちゃってごめんね。」



「ごめんなさい。これもちゃんと覚えてお礼しなきゃいけないのに…」


紫「ほんっとに笑 覚えてられない代わりにちゃーんと日記に書いておけよ?笑」


「絶対書きます笑」

紫「じゃあ、またはじめましてしようね。」

「はい笑」



そう言って平野さんは
お店から出て行ってしまった。

15.私の話→←13.彼女は



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (409 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1196人がお気に入り
設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , 岸優太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リョウ(プロフ) - とってもキュンキュンでした! (2019年2月8日 22時) (レス) id: 7c0cec81f9 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 優奈さん» 感想ありがとうございます。お楽しみいただけたようでよかったです!ありがとうございました。 (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - まおさん» 感想ありがとうございます。そうなんですね!少しでも親近感を感じながら楽しんでいただけたのなら幸いです!ありがとうございました。 (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - みみんさん» 感想ありがとうございます。涙していただけるような物語を書けたこと、このような感想をいただけたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました! (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ひかるさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しい限りです。頑張ります!ありがとうございます!! (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:momo | 作成日時:2018年9月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。