# 樹くんのお気に入り (ページ9)

今日:3 hit、昨日:15 hit、合計:27,047 hit

# トラウマページ9

side AA

「アイツだるくね？」

「超わかるー」

「女の癖にな」

「なー、上からもの言ってくるのマジ気に食わねぇ」

「Aちゃん♡髪切ってあげなよ♡」

A「あ、えっ、」

これ、ダメなやつだ。

昔テレビで見た事ある
怖い。やられる側じゃなくても怖いんだ。

「早くやれよ！！！！」

A「わ、わかった、」

北斗くん達を巻き込む訳には行かないから渡されたハサミを持って標的の女の子の前に立つ

A「ごめんね、動かないでね」

女の子「っ、」

A「はい、」

女子達「「「「！！！！」」」」

女の子「えっ？なにこれ」

A「え、えっと。切らなきゃだったから…ごめんね髪」

顎下くらい長かった前髪をシースルーみたいにして目が見えるようにしたからだいぶ切ったし許されて欲しい

A「島さん顔小さいからポニーテールしたらもっと良くなると思う」

女の子「あ、ありがとう！」

優吾「すご。」

北斗「だから美容師かよ…」

「私もやって欲しい！！！！！」

A「いやぁ、怖いからやっただけだからね？」

いじめっ子怖すぎる
本当にジャイアンだよ、超怖い

樹「楽しそーなことしてんじゃん。で、ウチのAに何したわけ？」

北斗「あ、樹」

A「大丈夫だよっ！」

樹「手、震えてんのに？お前らマジ次やったら覚えてろよ？」

「A如きがなんで田中とつるんでんのかマジわかんねぇ」

A「お、俺もわかんないよ！？」

ぶつかって絡まれて好きになって気づいたら付き合ってて。
付き合ってる感じは無いけど今みたいに噂を聞いて飛んできてくれたり大事にはされてて。

A「本当にごめん」

女の子「大丈夫！むしろありがとう！可愛くなれた気がする！」

A「…ごめんね、そうは思えない。ただ素材が良かっただけだと思う。」

北斗「(素で満点の返し！)」

樹「(またってか女子にもモテてる！！！！！！)」

ハサミ、怖くなってきた

小さい時にハサミで点滴などを切られて死にかけたトラウマを克服したと思ってたけどダメかもしれない

慎太郎「しっかりして」

A「あ、ごめん」

大我「やばい顔してたよ」

A「だいじょーぶ」

慎太郎「髪切るの上手くて助かったな」

A「森本家のおかげだ」

大我「関係あんの？」

慎太郎「俺ら兄妹は毎回切ってもらってる」

丸く納まったけど心は落ち着いていなくて屋上に逃げた。