# 樹くんのお気に入り (ページ2)

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# ピンク頭ページ2

side AA

A「しんちゃーん！おはよう！」

慎太郎「はよー、弁当は？」

A「今日要らん」

慎太郎「あ、そっか」

今日は高校の入学式
幼馴染のしんちゃんと校門をくぐってすぐ貼り紙を見に行く

慎太郎「あ、残念。癒し系赤ちゃんいない。」

A「変な名前付けて呼ぶな」

慎太郎「赤ちゃんじゃん、じゃまた帰りねー。ちゃんと迎え行くから！」

A「はいはい…わっ、」

北斗「あ、」

俺より少し背が高くて美形な男の子が俺の方を見ていて思わず反応してしまった
幼馴染とは違う系統のイケメンだなぁ

A「同じクラス？」

北斗「え、？」

A「あぁごめん。俺A組のAA！クラス同じなら一緒に教室行こ！」

北斗「…俺松村北斗、俺もA組。」

A「よし！じゃー行こ！」

ラッキー！初日からイケメンな友達GET〜！！
ビビられてるから好感度は上げなきゃなんないけど！

A「ぅ、」

樹「は？」

やべ、死んだ。

楽しくなっちゃって北斗くんの手を引きルンルンで歩いてるとピンク頭の怖い人とぶつかってしまってすごく圧をかけられてる

わ〜！やばい！顔近づけてくる！！

樹「かわいーの発見」

やべ、死んだ(本日2回目)

樹「連絡先は？」

A「…コレデス」QRコードを差し出す

樹「1年っしょ？一緒だからよろしくな」

ジェシー「樹ー！」

樹「待って！今行くから！」

連絡先を交換すれば俺の頭をぐしゃぐしゃ撫でて走っていなくなってしまった

北斗「あれ、俺の中学同じ陽キャのドン」

A「やばいじゃん」

北斗「え。Aも陽キャじゃん」

A「どこが！あーいうやつ怖くて関わらずに大人しく生きてんだよ俺は！」

北斗「へぇ、仲間だ」

A「マジ！？北斗くんこそイケメンだし陽キャだと思ってた！」

北斗「…Aとなら友達になれそう」

A「あだ名、！」

手を握ってブンブン振ったら嫌な顔してたけど北斗くんはマジでいい人っぽい！！

高校生活エンジョイでき…ないです、忘れてました。ピンク頭！！絶対ヤンキー！いっっっっちばん苦手なタイプ！
つか身長高いし！俺見下ろされてた！

北斗「田中樹どうすんの？」

A「逃げ切る一択」

北斗「(絶対無理だろ)」

全力で逃げ切って高校生活楽しむぞ〜！！！！！！

A「つかそれウザイから切ろうぜ」

北斗「はぁ！？」

初日からトイレでこっそり断髪式をした