すとーんずの長女 (ページ48)

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好きの気持ちはページ48

side 松村北斗

『私はもう死ぬのか…』

北斗「死なないよ」

『腹が減った…』

北斗「さっき食べたよ」

『足りないって。病院食』

北斗「貴方が無理するせいで長引いてるのよ」

すっかり元気になってお腹が空いたしか言わないAにパンをあげると嬉しそうに食べてる

『あ、そうだ樹くんは？』

北斗「反省中」

『気にすることないのに。話したいって言っておいて』

北斗「わかった」

このまま樹と付き合ってしまうのだろうか
そしたら俺らは距離置かれる？今までと変わっちゃうの？

『付き合ったところで今までと変わらないでしょ。樹くんとはプライベートほぼ一緒にいるし』

北斗「確かに…って顔に出てた？」

『ガッツリ』

北斗「てか付き合うつもりなんだね」

『…そうねぇ。どうかな。樹くんの気持ち聞いて私もそろそろ言わなきゃなって』

覚悟を決めた顔でそう言って遠くを見てる

Aを恋愛対象に見ていたのは樹だけじゃない、俺や他4人だって好きなんだ

北斗「京本なら明日迎えに来るって言ってたよ」

『あら？バレバレ？』

北斗「痛いほど分かってたよ」

『明日こそ退院だから頑張る』