にんにん。ご。 ページ6
今剣side
つい先程まで目の前にいた審神者。
仕留めた、と思った。
焦りがあったとはいえ、普通の人間には避けることなど不可能だと、そう確信を持って投げた自身。
それなのに、あの人間はあろうことか、手の甲で受けるという無茶をした挙句、説教じみたことを言い残して颯爽と駆けて行った。
すれ違った時に一瞬見えた右肩の刻印。
まさか、あの人間は………
今「きのせい、ですね…。あのにんげんのじだいに、しのびがいきているなんて、ありえない…」
そう、ありえないのだ。
でも____だとしたらあの紋の説明が付かない。
何故…………あの娘は“不知火”の証を身に纏っている_____…？
今「…はっ。いそいで、みんなにしらせないと、」
いくら自分が短刀で、機動が速いと言っても、万全ではない今の身で、いつの間にか消えていたあの娘に追いつけるなんて到底思わないけれど。
しらせなきゃ。
自分が逃がしたばかりに、皆に危害を与えられたら溜まったものじゃない。
今「、っ………みかづきっ」
息を切らして駆け込んだ広い一室。
少し前に別れたはずなのに、あの娘はまだ此処には着いておらず、全員の視線がこちらへと向いた。
一体何処に……？
三「…今剣。無事か。」
今「はい……っ、それより！」
三「あの人間の娘のことだろう？気配を隠すのが上手いな…。時期に此処に現れるだろうが。」
今「…血の臭い、」
すん、と鼻についた臭い。
___…あの天井から？
見上げた天井の場所を、立ち上がって自身の刀で刺した三日月。
ガラガラと崩れ落ちた天井に、あの審神者の姿は無かった。
代わりに落ちてきたのは
キ「キュゥーン」
小「……狐？」
同類の反動なのか、真っ先に反応した小狐丸。その狐はするりと僕らの間をすり抜けて、ある地点で止まった。
『何だ、お前の方が速かったか。キュウ。』
優しい声色で告げては、抱き抱えた狐を肩に乗せた女。
反対側の肩にも政府の管狐を乗せているその女は、紛れもなく先程相見えた彼女で。
三「おぬし……何時からそこに居た？」
ピリリと。空気が震えた。
今剣side__END
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ミリア - 凄く面白かったです。気に入った作品です。今後他の作品を作る予定があったら刀剣乱舞とコラボかトリップか転生したリボーンかKアニメかワールドトリガーかワンピースかナルトの作品が読んで見たいです。説明が下手ならすみません。これからも更新頑張ってください。 (2018年6月11日 13時) (
レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 辛いもの推しの夢主に吹きました(笑)面白いです！早く続きが読みたいです！！更新、頑張って下さい！！！！！！ (2018年5月22日 11時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
弥勒 - 何か凄い人が主とは(驚)鶴さんじゃないけど驚いた(笑) (2017年10月18日 13時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
水面 - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月24日 0時) (レス) id: c4fe34a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ - 最近は、忍者が流行っているんですかね、笑笑、これに似た作品が笑笑 (2017年8月14日 16時) (レス) id: bb4d8f0296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲空 | 作成日時：2017年2月8日 8時
