case.40 ページ41
「はぁ、綺麗なお嬢さんですなぁ〜！お若いのにしっかりしていらっしゃる！」
『恐縮です。』
鼻の下を伸ばす小五郎に娘の蘭と園子はじとりとした目を小五郎に向けた。
「でもほんっとに千澄さん綺麗ですよね〜！憧れちゃう！ねっ、園子！」
「ほんと！安室さんと並んだら美男美女で絵になりそう〜！」
何故其処で安室透が出てくる。
Aは最近頻繁に電話が掛かってくる降谷を思いだし、つい真顔になった。
「そ、それよりAさん！準備ってことは此処の警備配置とか関わってたりするの？」
コナンがAの表情に若干焦ったように話に割り込んだ。毎度の事だが、この子供は察しがいいらしい。
『コナンくん、キッドキラーとして呼ばれてるんでしょ？ちょっと話しておきたいことがあるんだけど。小五郎さん、蘭さん、この子少しお借りしていいですか？』
「そんなガキで良ければどうぞどうぞ！」
「もう、お父さんったら！コナンくん、千澄さんに迷惑かけないようにお利口にしてるんだよ？」
「は〜い！」
許可を貰ったところで部屋の外に移動した。
「Aさん、よくこの依頼受けたね？」
『君は出会って日が浅いのに私の事をよく理解しているようで。正直私もあの人がキッドに対抗心抱いているとかどうでもいいし、怪盗キッドにも興味ないんだよねぇ。』
悪気もなく本音を吐露するAに、コナンは「はは…」と乾いた笑みを漏らした。
『でも報酬は弾んでくれるみたいだし、私の存在はマスコミには曝さないで自分の手柄にしてくれって言ってあるから利害の一致というか。全然おっけ〜』
「相変わらずだね…。それで、僕に話があるんでしょ？」
『今回の配置はキッドの今までの逃走ルートとかを鑑みて今回のルートを想定した配置になってんのね。彼自身頭が凄く回るみたいだから次郎吉さんの用意した仕掛けに引っ掛かるとは思えないし、宝石も普通に奪われると思うんだよね。外にいる刑事も役に立たなそうだし。』
コナンは辛辣なAの口振りに畏怖すら覚えた。この短期間でもうそこまで見抜いているのか、と。
「今までの経緯だと誰かに変装して入ってくることが多かったし、今回もそうだと思っているんだけど…まだ見破れてないんだ。」
『それなら多分だけど、警備員だと思う。交代制らしいから、自然と入れ替われるはず。恐らく…』
「屋上、か。」
コナンの呟きに、Aは口許を緩めた。
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trr - 続編待ってます！！！！ (2018年12月10日 5時) (
レス) id: 4ac3c5bb30 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 坂竹会長さん» ご指摘ありがとうございました！(´･ω･)っ【ティッシュ】 (2018年10月19日 13時) (レス) id: 1695bf9265 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 更新頑張ってください。夢主ちゃんの設定がドストライクです。貴方が更新するたびに、僕の鼻からイチゴオレです←汚なｯｯｯｯ。 失礼しました。_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ26、名前変換なっていませんよ。(名前)と向き合うってなってます。間違っていたらすみません 失礼しました (2018年10月13日 21時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲空 | 作成日時：2018年5月17日 1時
