case.34 ページ35
レシートを首輪に挟んだ大尉は、何とか宅配業者の腕をすり抜けて走っていった。
Aは、その様子を見届けて、こそこそと会話をする灰原とコナンの方に目を向けた。
「あの仔、ポアロに行くって事はあの暗号、あの人も…」
「逆にあの人に見せる為にあんな暗号にしたんだよ！すぐに気づいてくれるだろーぜ…
黒ずくめの奴らの仲間…バーボンならな…」
…なるほど、この少年、彼がバーボンだってことは知ってるが、公安警察だということはまだ知らないらしい。
やけに絡むことが多いペアだな、と思っていたが、どうやら気心知れた相手でも無い様だ。
今のところは。
しかし、寒い。
その内、配達する荷物が減ってきて隠れる場所が少なくなってきた。
当然この中で大人のAが一番バレる確率が高いのだが、現時点で運良く気付かれていない。
彼女は悪運だけは強い方だし、いざバレてもどうにでもなると思っていた。
この寒い中電圧が下がると流石にパソコンも限界が来る。
これも修理になったらどうしようか、と内心Aは考えていた。
その時、光彦が倒れた。
流石のAもこの事態に眉を顰めて彼の元へ身を寄せる。
『低体温症による意識障害…』
「しかも指先が紫色に変色して凍傷になりかかってる！」
「ウソ…」
「光彦…灰原に上着貸しててTシャツ1枚だったからな…」
「おい光彦！！しっかりしろ！！光彦！？」
Aは、咄嗟に自分の上着を脱ぐ。
「Aさん、そんなことしたら…」
『大丈夫…私これでも結構タフな方だし…今日は厚毛のセーターだし…。それより灰原さん。君もそれじゃあ寒いでしょ。私の羽織を着て、光彦くんにくっついて温めてあげて。』
「…わかったわ。」
…此処は米花７丁目。
Wi-Fiが飛ぶとしたらあのエリア…。だとしたらとっくにさっきのメールは降谷に届いているはずだと、Aは思案する。
早く気付け、降谷零…。
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trr - 続編待ってます！！！！ (2018年12月10日 5時) (
レス) id: 4ac3c5bb30 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 坂竹会長さん» ご指摘ありがとうございました！(´･ω･)っ【ティッシュ】 (2018年10月19日 13時) (レス) id: 1695bf9265 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 更新頑張ってください。夢主ちゃんの設定がドストライクです。貴方が更新するたびに、僕の鼻からイチゴオレです←汚なｯｯｯｯ。 失礼しました。_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ26、名前変換なっていませんよ。(名前)と向き合うってなってます。間違っていたらすみません 失礼しました (2018年10月13日 21時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲空 | 作成日時：2018年5月17日 1時
