case.19 ページ20
高木に案内されて、防犯カメラの映像を管理している部屋に着いた一行。
「…犯人どころか被害者のおばあさんが階段から落ちる映像すら映っていないね。」
その前に誰かこの少年が普通にいることにツッコまないのだろうか。
Aは映像を見ながら呟いた少年に視線を向けて思う。
そして映像を見てあることに気付いた。
『ちょっと退いてください。』
管理人が座っていた椅子に座って、映像を切り替える。
「な、何をしているんだね…？」
『気づかないですか？この映像、フェイクですよ。誰かが防犯カメラのログにアクセスして映像を入れ替えてます。ほら、犯行時刻からして光の差し加減が微妙に他と違うでしょう。
このマンション、カメラの設置されている場所に階ごとでさして違いはありませんし、周りの風景もそう変わらないですから…入れ替わっても気づかなかったんでしょうね。』
説明しながら、Aは自身のPCを開いて、素早くキーボードを打つ。
マンションで住人が使っているWi-Fiからログを辿り、映像を入れ替えた人間を特定しようという魂胆だ。
『…ああ、あったあった。これが本来のデータですね。…爪が甘い人ですねぇ。ログの履歴を辿るに306号室の住人みたいですけど。』
Aは無意識のうちに口角を上げていた。
その様子を降谷やコナンが驚いた様子で見ていることなんて、Aは知るよしもない。
映像は、昨日のものを一部切り取って繋げてたようだ。
「はぁ…相変わらずパソコンを触らせると無敵だなぁ、千澄さん。」
高木はぼそりと呟いて、カメラの映像をまじまじと見つめた。
「よし、高木くん！306号室の住人に話を聞きに行くぞ！」
「はい、警部！」
目暮の言葉に、高木達男性陣は306号室へと駆け出した。
しかし降谷とコナンは、違和感を拭えないでいた。
これだけセキュリティがしっかりしているマンションならば、当然常に映像を監視している人間がいるはずだ。
そしてその人間は犯行現場をカメラ越しに目撃している。
…まさか。
降谷とコナンはハッとして目を合わせた。
案の定、306号室からは誰も出てこない。
「くそっ！」
「あっ、安室さん！」
降谷は慌ててAのいた管理人室に走ったのであった。
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trr - 続編待ってます！！！！ (2018年12月10日 5時) (
レス) id: 4ac3c5bb30 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 坂竹会長さん» ご指摘ありがとうございました！(´･ω･)っ【ティッシュ】 (2018年10月19日 13時) (レス) id: 1695bf9265 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 更新頑張ってください。夢主ちゃんの設定がドストライクです。貴方が更新するたびに、僕の鼻からイチゴオレです←汚なｯｯｯｯ。 失礼しました。_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ26、名前変換なっていませんよ。(名前)と向き合うってなってます。間違っていたらすみません 失礼しました (2018年10月13日 21時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲空 | 作成日時：2018年5月17日 1時
