第6話 ページ6
ある日のお昼
突然さなぴーに聞かれた
「Aって美容師なんだよね？」
「うん、そーだよ」
「それなら、シェアハウスじゃなくても、いい部屋借りれそうだけど(笑)」
「あー、そーいうことね。」
「聞いてもいい？理由」
遠慮がちに聞いてくる萩ちゃん
「えっとね、1人で入れなくなったの」
みんなはなんで？って顔をした
「仕事で失敗して、先輩から責められて、それで精神的に疲れちゃったの。」
「うん」
「そしたら、1人でいると思い出しちゃって、怖くなって」
「だから、うちに来たんだね」
声がつまった私の代わりに話してくれた謙ちゃん
「うん」
すると、顕嵐が
「え、じゃあ仕事は？」
「今は休んでる」
「え、雑誌に載るくらいの実力あるのに？！」
「そーなの？！美勇人くん」
「ほら」
と美勇人は少し前に発売された雑誌をみんなに見せた
「えー！すご！！！」
「ねえ、それなら俺らのヘアメイクして欲しいんだけど」
いきなり何を言い出すの、顕嵐
「それいいね！」
それに乗っかるモロ
「それは、Aの意思と事務所があるからなー。まあ、相談する価値はありそうだね」
と、冷静に言う謙ちゃん
「どうする？」
どうする？って聞かれても、、、
「いつまでも仕事しない訳にはいかないけど、でも、それはみんなに迷惑じゃない？」
「そんな訳ないでしょ！」
「ながつの言う通りだよ！」
「やっすー！マネージャーに言ってみてよ！」
「そうだね！」
と、どんどん話は進んでいった
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作者名：萩山珠(はぎやまたま) | 作成日時：2018年8月14日 12時
