BNo.42の地球記録-round2-【軍パロ】 (ページ23)

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半AIは文字通りAIと人間の間から生まれ、半分の身体を受け持った個体のことをいう。

半AIは決まって脳の半分は機械でできており、常に形を変化させながら活動している。

人間の脳と機械の脳は細胞とミリ単位の機械部分で繋がっていて、それぞれ役割が分けられている。

人間の脳には日常生活に必要な記憶を留めたり考えたりする一方、AIの脳は親(AI)の知識が引き継がれ、生まれた時には既に教育がなされている。

次は体に関してだが、これは個体差がある。

内臓器官や神経系などが機械で補われているものもいれば、Aのように腕や足といった部分が露出したものもいる。

ナインも半AIで、外見は普通の人間だが骨格全てが機械でできた個体も場合によって確認されていたりしていた。

どの部位も神経系コードと呼ばれる線があり、擽ったい、痛いなどの感覚を感知する機能がある。

体の機能的に人間とほぼ変わりはないように見えるが、治療となれば話が変わってくる。

人間の体のような有機物は我々のように治療を行うことは容易だが、機械での治療の場合は、その機械の一部にあった“型“を作り、組み替えたり、不純物を取り除いたりなどを行う必要がある。人間でいう手術のようなものだ。

その手術には一つリスクがある。

手術をしたことにより、後遺症で“記憶の一部が破損する、又は失う”という問題があるのだ。