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(曲に夢中になってつい歌ってしまった…)
Aはやってしまったと顔を赤くする。しばらくしてシャオロンたちは椅子から立ち上がり、彼女のところへ駆け寄る。
sya「めっちゃ凄かった！電子音楽っちゅうの？ばりカッコええな！」
zm「ほんまやで！なんか時代が変わった感があってめっちゃ良かった！」
kn「…ありやな！」
幹部たちに褒められたAは「え、あ…」と戸惑いながら「…ありがとう」と柔らかく笑った表情でそう言った。
コネシマはショッピに「お前もなんか言ったれ」と肘でグイグイ押すと彼は「痛いっす、やめてください」と言ってからAの方へ向く。
shp「その…良かったで」
たった一言で終わるショッピに鬱は「なんやショッピぃ…お前ヘタレか？もっと褒めたれ？」と悪人面して言うがショッピはどこか恥ずかしそうにしていた。
鬱を始めチーノやゾム、コネシマもまた彼をいじり始める。背後でロボロは「ちょっ…俺も褒めろや！一応歌ったんやぞ！？」とぴょんぴょん跳ねて彼らの輪の中に入る。
tn「にしてもあの電子音ってやつ、俺めっちゃ好きや」
gr「同感だな」
トントンは口元を緩めるとグルッペンは頷いてもう一度聴きたそうな顔をしていた。
gr「ショッピが言うには彼女はその音楽を流すことで戦闘能力を上げる力があるらしい。
今後の戦争が楽しみだな」
グルッペンはAの方を見て瞳を輝かす。トントンはため息をつき「あんたって人は…」と額に手を持っていった。
その2人の会話とAを囲んで賑やかに話している幹部たちを見てふふっと笑う男性がいた。トントンは「何がおかしいんやエミさん」とジト目で彼を見る。
em「いえ、こういった雰囲気はとてもいいなと思いまして」
まぶたをゆっくり開けてそう言うエーミールに、隣にいたオスマンは頷いて「そうやな〜」と表情を緩めた。
os「こういうのを大事にしたいな」
オスマンの言葉に、グルッペンたちは「ああ、そうだな」と言って彼らを温かい目で見守っていた
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作者名：おマロ | 作成日時：2019年12月3日 21時
