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「この歌詞を見て歌うだけだから」
そう言ってAはロボロに歌詞を送信すると、彼は「これ、外国語やないか…」と雑面越しで苦い顔をする。
Aは「自信ない？」とロボロの顔を覗くと、彼は「正直な…」と苦し紛れに答えた。
rb「外国語の読解と書き込みは得意なんやけど、声に出すってなるとどうもな…」
「でも、俺はやるで！」とロボロはやる気満々な声でAの方へ向く。Aはまた頷いて「一緒に頑張ろう」と言えば、彼は「おう！」と元気よく返事した。
あれから何度も録音したものを編集し、ようやく曲が出来上がった。2人で試しに曲を聴いてみると、思いの外良く出来ていたようだ。
「すごい…すごいよ。ロボロの声とよく合ってるし歌も上手い」
Aは目を輝かせてそう言うと、ロボロは頬を赤く染めて「いや…そんなでもないで」と照れた。
rb「俺なんかよりもAの方がすごいで？録音したり編集したり…俺歌っただけやで？」
ロボロはそう言ってAを見ると、彼女は「そうかな？」と顔を少し傾げると、ロボロは「うん」と頷いた。
「そっか…なんか嬉しいな」
Aはそう言って少しだけ頬を赤く染めてロボロと反対の方へ顔を背けた。
彼女が照れているところを初めて見たロボロは目を見開いて胸を高鳴らした。
その時、扉をノックされ「A、夕飯の時間やで」とショッピが扉を開けて顔を覗かせた。
shp「え、なんでロボロさんがAの部屋にいるんですか」
彼は低い声でそう言って明からさまに不機嫌な表情をすると、ロボロは顔を更に赤らめて「ちゃ…ちゃうんやショッピ君！誤解や！」と声を上げた。
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作者名：おマロ | 作成日時：2019年12月3日 21時
