BNo.42の地球記録-round2-【軍パロ】 (ページ12)

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Aはただひたすらコネシマに攻撃し続けていた。一撃の力は強く、人工筋肉を組み込まれた左手に捕まれそうになる。彼は見事な反射神経で避けるが、それがいつまで続くかわからない。

コネシマが避けた先を予測して急接近し蹴りを入れる。体を大きく捻り、蹴りのスピードは一段と速くなる。

鉄の塊で体を蹴られては彼の体の骨は粉々に折れてしまうだろう。コネシマは「うおッ！？」と声を上げてなんとかそれを避けながら背を向けて走って逃げる。

kn「やばいやばいやばいやばいッ！！」

コネシマは顔を真っ青にしてAから距離を置こうとするが、彼女は後ろにぴったりとくっついて中々離れない。

zm「ヒハハッ、逃げとる逃げとる」

sya「これ…マズいんちゃうか？」

二人のやりとりはAの攻撃による衝撃音でかき消される。

あまりの煩さにトントンやひとらんが訓練場に来て「うるさいぞお前ら！！なにしとんのや！！」とトントンが声を張るが、Aは構わずコネシマに攻撃を続ける。

kn「トントンッ！た…助けてや！」

コネシマは顔色が悪いままで大きく息切れしながらトントンに助けを求めるが、コネシマはベックに押し倒されて馬乗りされてしまう。

kn「あ……」

コネシマはしまったと言わんばかりに口を開けて今にも気絶しそうな顔になる。Aは左手を強く握りしめてコネシマの顔面を狙い、殴った。

彼の鼻先で寸止めし、彼女は「私の勝ち」と無表情でそう言うと、コネシマは自身の身に安心して思わず体を震わせ「し…死ぬかと思った」とだらしない声で負けを認めた。