にーい ページ4
朝7時
毛利探偵事務所では朝食に使った食器を洗う蘭と新聞を見る小五郎、3階へ戻ろうとしてるコナンがいる
事務所を出たコナンが階段を登ろうとした瞬間、何者かに手首を掴まれた
コ「っ…!?」
後ろを向くとそこにいたのは昨日探していたあの少年
うつろな目でコナンを見上げていた
?「しんいち」
コ「…お前、もしかして…弥…?」
「うん、坂月 弥」
ハッとした新一は掴まれていた手首を外し小麦腕を掴むと自分の部屋へ急ぎ連れ込んだ
ドアを閉めると反転して弥へ詰め寄った
コ「お前今までどこ行ってたんだよ!唐突に居なくなるし家も知らねぇから探せねぇし出てきたと思ったらなんでお前まで小さくなってッ」
詰め寄る新一に後ずさりしてた足がもつれて腰を床に打った弥の上に覆いかぶさるようにして新一が倒れる
「す、すまん…今まで知り合いの家にいた、色々あってこうなってしまった」
コ「それで理解するか馬鹿」
「ご、ごめん。で、ちょっとどいて」
コ「?あっ!わり」
「おう、……………新一?どけっt」
なにか触れた感覚がしたあと新一の顔が離れていく
なんだ、いまの…
コ「おめー…OKくれたのに何もさせてくれねーままだっただろ。あの頃ずっと我慢してたけど、ようやく出来たぜ。色々聞きてぇことも言いたいこともあるけどこれで許してやる」
「…お前、成長したねキスできるとか」
唇に触れながら新一を見上げて笑う
我慢してたって思春期の子供じゃねーんだからとは思ったけど言ったら言ったで緒を切りそうだから言わね
コ「許さねぇほうがいいか?」
「いやごめん許してまじで」
コ「よし。」
コ「ところでおめー、なんで小さくなってんだ?」
「それは分かんねぇ、気がついたら縮んでた」
コ「気がついたら…その前の記憶は」
「それも…なにも思い出せねぇ。気がついたら縮んでて、見知らぬ場所にいた。おれさこの髪じゃんかさ、知り合いに似た色したやつがいて、その知り合いの元にずっといたんだ」
コ「(弥の似た髪色つったら……黒の組織しか思いつかねぇ俺………いやでも、弥とあいつらに接点があるはずねぇよな…)その知り合いってどんなやつなんだ?」
「優しいひとだよ、いつも優しく笑いかけてくれる。」
コ「(じゃあ違うか、よかった)へぇ良い人だな」
「逆に聞くけどお前はなんで?」
コ「あーーーーお、おれはぁ…」
「へぇ。蘭ちゃんかわいそう、俺なら殴るお前」
コ「うっ…」
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作者名:空白文字 | 作成日時:2022年12月3日 3時