29呂芳 ページ30
快「そっか。…じゃ、お近づきの印に…」
ポンッと出された5本の赤い薔薇
なにがお近づき印や…こいつ知っとるはずやんけ5本の薔薇の意味
姑息な事しよんなぁ〜…
喰「堂々と言えばええんに、良かったって」
両手で受け取るとさしていた傘が前回りに落ちた
快「っと、危ねーなぁ、あ?」
受け取った5本の赤い薔薇は彼が傘を拾い上げ見たときには1本の黄色い薔薇を囲む4本の青い薔薇という組み合わせになっていた
喰「黄色い薔薇は友情、友愛、平和。青い薔薇は神の祝福、まぁ他にもあるけど。……平和を神が祝福してくれる、素晴らしい世界やん」
願ってもない世界
戦争が大好きな俺らには関係のない世界
それがここや、日本
つまらん国やわほんま。
俺らがしたいのは兵器をバンバン扱った戦争
この国がしよんのは精神攻撃の披露大会
そんなんしてなにが楽しいねん
わからんわ外道ちゃんが好きになった理由
快「っくは!」
喰「!!」
俺に傘をさしながら吹き出す彼はなにやら幸せそうに嬉しげに笑っていた
喰「な、なんや…?どうしたんや突然」
彼の拾い上げ持っていてくれた傘を受け取って近寄れば近付いた分後ろに下がって空いた手で顔を覆ってしまった
まだ笑う様子からすれば調子が悪なったとかではないらしいが…
快「いや、期待しちまったもんで……フッそうか、お前そういう……フフッ」
喰「期待??なんやの?」
快「いや、なんでもねーんだ、まじで、大丈夫。フッ…そうか、ま。またいつか会えればいいなA」
喰「せやな??ほな、またな」
快「じゃあな」
彼に背を向けて歩き始めもう一度振り返ったときには彼は既に居なかった
足元を見れば水たまりに澄んだ空が映っていて、いつの間にか雨も止んでいた
ア「すごいな、マジックや…!」
浮いた足どりで米花図書館で待つトントンとエミさんの元へ向かったその後ろで路地に入った快斗が治まらない顔の熱を日陰で冷やしていた
快「(『薄らぐ愛』と『夢かなう』だと思ってしまった……)まじか…」
244人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チエ(プロフ) - 更新楽しみにしています。頑張ってください。あと絶対rいますよね (2021年3月29日 12時) (レス) id: 3a42f027ee (このIDを非表示/違反報告)
ルア - 更新楽しみにしてます! (2021年2月17日 22時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - 黄色いウサギ.............《黄色いウサギ!?》 (2020年7月8日 16時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
魚京(プロフ) - セエレさん» フフフ…お楽しみに…(^0^* (2020年7月4日 21時) (レス) id: bb180df1bf (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - 黄色いウサギのつなぎに赤色のマフラー、青霧…ハァッ(゜o゜;……まさか…r((( (2020年7月4日 21時) (レス) id: 98338dbd63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ