海賊の妹は正義を掲げた (ページ46)

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可愛いページ46

部下を持ってから一週間ほど、毎日剣術と体術を基本とした実戦訓練を続けているが、私は気づいたことがある

海兵「A少将！こういうときって…」

海兵「A少将！この技なんですが…」

海兵「A少将ー疲れましたー」

うん、部下かわいい
なんでこんなに慕ってくれるんだかわいい

私はニヤニヤしそうなのを抑えて一つ一つの質問やら何やらに答えているが、内心はまったく落ち着いてない

堅苦しいのはあんまり好きじゃないと言うか面倒だから！と、厳しくというよりはゆるゆるフレンドリーに接してるからか、他の仲間の部下よりも距離が近い
嬉しい

その雰囲気の甲斐あって、一等兵と二等兵の階級差も感じられずに切磋琢磨するからか大分他の隊に比べても伸びがはやい
居残り練も結構している奴が多い
この前の演習で、1年間私たちよりも長く訓練してる隊と戦ったが、ほぼほぼ互角だった

さすが私の部下。みんな優秀だ

じいちゃんの孫ばかに近い感覚を覚えながら訓練することさらに2週間
私はセンゴクさんに再び呼び出されていた

「失礼します」

セ「おお、A、来たか。お前の隊は大分優秀だと聞いているぞ」

そうでしょうそうでしょう自慢ですよほんとに
…にやにやしそう

「ありがとうございます」

セ「うむ。…この前演習で互角だった隊は、結構海でも優秀な成績を修めている隊でな。それに訓練一週間で追い付き、さらに二週間の訓練を積んだ、お前の隊に海に出ることを許可しようと思う」

「…………！！？まじですか！！」

あ、やばいついついタメ語が

「う゛ぅ゛ん！……本当ですか！？」

センゴクさんちょっと笑ってるでしょ
こっちはまじめに焦って訂正したんですよ

セ「ふっ、ああそうだ。だがまだ任務は与えない。海に出てパトロールという感じだ。自由に海を回っていろんな国を見て、経験を積め。…最初はまあ1,2ヶ月ほどだな、行くか？」

それはもちろん、

「ぜひ！！すぐにレドたちにも伝えます！」

私はセンゴクさんの部屋から飛び出し、今ごろ先に訓練してるだろう部下の元へ走る
ドアを思いっきり開けると視線が集まるのを感じる

「おいお前らァ！！よし！海行くぞ！！」

海兵「はい！！？」

こうして私たちは海へ行くことが決まった

兄ちゃんたちと立場は違うけど、私が船長になって海に出る

待ってろよ、ルフィ、エース…！