青 ページ35
黒翅と出会って１ヶ月。
私は黒翅を完璧に扱えるようになっていた
ちなみに月歩も出来るようになった
時々空中でつまづくけどね
そしてセンゴクさんから前に呼び出されてからも丁度１ヶ月。私は再びセンゴクさんに呼び出されていた
そして今日聞かされたのは
センゴク「A、お前には今度の任務で海に出てもらう」
「ほんとですか！？よっしゃ！」
私の待ち望んでいた言葉だ
セ「とは言っても、最初から丸投げにするわけにもいかないからな。こいつと組んでもらう、おい、入れ」
？？？「どうも〜、Aちゃん？あら、綺麗な顔してるじゃないの〜本当にガープさんのお孫さん？」
入ってきたのは随分と間延びした話し方のかなりデカい人だった
「あ、どうも。Aです。」
青キジ「おれの名前はクザン。モットーは"だらけきった正義"だ。まあ、なんだ。おれのことは……あれ、何だっけ？…忘れた。Aちゃんの好きなように呼んでくれ」
こんなにも正義が体を表してる人いるんだろうか
「じゃあ、よろしくお願いしますクザンさん」
センゴクさんはいつものことなのか、うんざりした様子でわたしに言う
セ「こいつはだらけた奴だが、実力は確かだ。
任務が終わるまでこいつが上司だ……まあ大変だろうが頑張れよ。」
任務はシンプル、夏島に行ってそこに取引のために集まってくる海賊を捕まえてくることらしい
うん、それはいいんだよ別に
困ったことは、取引の時期までは書類を任されることが多かったんだけど
「…クザンさん、自分の書類くらい自分でやってください」
クザンさんがまったく働かないことだ
いくらなんでもひどすぎる
この前肩代わりした書類をクザンさんの部屋に届けに行ったらデスクが書類で埋まってた
そして、机の上には一枚のメモ
『散歩してくる。P.S.Aちゃん、書類とセンゴクさんへの言い訳よろしく〜』
…ふざけんなよ
これで海軍大将だから何とも言えない
はっきり言ってまだルフィ達の方が食器運んだりする分ましだ
最近は書類のせいで訓練もろくに出来てない
流石にそろそろ制裁を…
そう考えた私は、メモをセンゴクさんに提出して書類には一切手を触れず訓練に向かうという小さな反抗をした
怒られるクザンさんが目に浮かぶ
それだけでかなりせいせいして、笑いが込み上げてきた
_____クザンさんはその後泣く泣く書類を片付けたらしい
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作者名：忘れ雪 | 作成日時：2018年2月23日 22時
