未熟 ページ34
じいちゃん曰く、六式は結構大佐レベルとなると大体の人が使えるらしい
覇気の練習を削って六式に充てるようになって一週間、鉄塊は武装色と似てるし、指銃も武装色と剃の応用だったからある程度はできるようになった
ただ…
「うわあああ、あっぶねえ」
コビー「Aさん！大丈夫ですか！？」
唯一、月歩だけが上手くいかない
失敗してはコビーに受け止められてる。ごめんよコビー重いだろう
ガ「ぶあっはっは！Aお前、月歩がからっきしじゃのう？コビーの方が上手いぞ」
「わかってるよもう！タイミングが難しいんだから仕方ないだろ！？」
そう、一歩目はいいんだけど二歩目からのリズムが難しい。ちょっと遅れるとすぐ崩れる
ガ「まあまだ一週間じゃからのう、もう一週間すれば出来るようになるじゃろ。今日はここまでじゃ」
「くっそ…！」
できないのは普通に悔しい
スモーカーに聞いたら出来るらしいし
六式の練習が終わったので、"黒翅"にうつる
ちなみに黒翅を使い始めて12日目だ
目標の藁の束目掛けて剣を振り下ろす
振りきったが藁には何の変化も無く見える
私は藁に近づき、太刀筋の通ったところより上を押す
「よしっ！」
藁は綺麗に切れていた
黒翅はあまりに薄いので、斬っても斬れてないように見えることが多い
ちなみに今回壁は傷なしだ
「やっと成功率が8割…！」
私は大分黒翅を扱えるようになってきた
力加減とか、あとは剣を振るう距離とかね
だから最近は新しい練習をしている
壁に的をぶら下げ、10mほど離れた距離から
「はっ！」
気合いと共に剣を振り抜く
と、的は綺麗に二つに切れた
そう、飛ぶ斬撃の練習だ
多分今のは成功に見えるだろう、だがしかし！壁に近づくと分かる
「またやった…」
壁には深さ3�冂�の切り傷が薄く入っていた
まだ力加減が分からない
大したこと無く見えるけど、実戦で考えたら大変だ。敵を斬ろうとして奥の味方まで斬ってしまうかもしれない
「お主、本当によく斬れるなあ」
黒翅に呆れと賛辞を投げ掛ける
透けるような黒が応えるように光を反射する
似た者同士の私と黒翅だ。
『あんたがよく言うよ』
とか言われてるんだろうな多分
まだまだ完璧には程遠いけど、少しずつ黒翅と仲良くなれてる気がして嬉しい
海軍に入ってから、できることが増えてきた
はやくルフィとエースに会いに行くためにも、強く…！
私はもう一度、黒翅を強く握りしめた
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：忘れ雪 | 作成日時：2018年2月23日 22時
