海賊の妹は正義を掲げた (ページ27)

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新生活ページ27

さて、海軍に入れたのは嬉しいが、ルールとか階級とかがまったく分からない

「じいちゃーん、…大佐ってなに？」

ガ「あー、海軍はな、上から階級が元帥、大将、中将、少将…と続いておってな、まあなんだ、上の下くらいの奴じゃ」

ガ「大佐ともなると遠征で国を渡ることもあるんじゃが、まあAは実質新兵じゃからの、まだしばらくは訓練中心じゃろ」

「ほう…」

と言うことは、ある程度慣れれば海に出られるってことだな？
これはいいスタートになった
(図々しい)じいちゃんに感謝だな！

これからの事に期待を馳せていると、じいちゃんに耳打ちされる

ガ「おいA、お前さんの能力はバレるわけにはいかないからのう、能力者だとバレるようなことはしないんじゃぞ。約束じゃ！」

「了解だよじいちゃん」

ああでも、何か守るものができたとき、その時にはきっと能力も使うだろうな
まぁ、そんな事が起きない方が望ましいんだけどね

ガ「あ、そうじゃ！センゴク！Aが海軍に慣れるまでの教育係誰がいいかのう？」

セ「…しばらく暇な奴の方がいいな。今の時期だったらスモーカーはどうだ？最近アラバスタの件も落ち着いて本部に帰ってきてるからな」

「スモーカーさん」

セ「そうだ。お前と同じ大佐だがベテランだ。部下のたしぎは剣術も扱うからな、お前には丁度いいだろう。後で挨拶でもしておけ、私から話は通しておく」

剣術使う人もいるのか！
それは確かにぴったり
…たしか新聞でアラバスタはルフィが騒動を起こしてたはず
もしかしたら兄ちゃんと知り合いかも

ガ「それじゃあお前さんの部屋に案内するぞ」

じいちゃんが歩き出したのでついていく

「え？個室もらえるの？」

ガ「ああ、少佐くらいからは書類処理もあるからのう。個別にデスクが必要じゃろ？Aもしばらくしたら書類に追われることになるぞーほれ、ついたぞここじゃ」

また階段を下って右へ左へすすんだところでじいちゃんが止まる
ドアを引き開けると、6畳くらいのスペースに机とソファ、隣には寝室やバスルームのついた部屋が広がっていた

「こんな広いとこ使っていいの！？やった！」

私が何より気に入ったのは、机の後ろの大きな窓
広々とした海が見える
私は窓に走りよった

「最っ高…！」

ガ「そうか気に入ったか！あとは荷物を出して好きに使うんじゃぞ！分からないことがあったらじいちゃんに聞きに来い！スモーカーにも挨拶にいくんじゃぞ！」

「わかった！ありがとうじいちゃん！」