海賊の妹は正義を掲げた (ページ23)

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覇気ページ23

目の前のやつらは粗方倒した、あとは…

___「キャアーーー！」

「マキノさん！？」

見ると、海賊がマキノさんを人質に取っていた

くそ、さっき取り逃がしたか

海賊「おい、嬢ちゃんよォ、この女に手ェ出されたくなきゃあ大人しくしとけ。そうじゃねぇと…」

海賊が首筋にナイフを走らせ
マキノさんの首にに血が滲むのが見えた

「…やめろ。」

もう誰も、失ってたまるか！！

「手ぇ出すんじゃ、ねぇよ！！」

瞬間、海賊の動きが止まり、倒れていく

？
_____何かが起きた
知らないけど今のうちに！

「マキノさん、もうすぐダダンさん達が来る。山の方へ。村の皆も！」

マ「Aちゃん……。…うん、わかったわ！」

よし、村の人たちはダダンさん達がなんとかしてくれるだろう

あとは…あいつらだけだ

「っらァ！！」

まだまだ増援の湧く海賊らを、海賊船に向かいながらすれ違い様に斬っていく
ときどき相手の刃がかすっていくけど気にしない
倒して、倒して、海賊船の目の前へ

？？？「よくやってくれたなァ！このクソガキがァ！！…おれを海賊、キャプテン.イビーと知ってのことかぁ！？」

「知らねぇよ！イジーだかイビーだか知らないけど、私の故郷に手ェ出すな！」

イビー「はっ、クソガキが！殺してやる！」

「そっくりそのままお返しするわ」

船から飛び降りてきたイビーと、刀を交える
力が拮抗したところで左手に短剣を持ち、斬りつける。避けられたところに追撃、足を払い、バランスを崩したところを突く

____よし、勝っ((バァン！！

「いってぇ……！」

左腕に大きな衝撃と、痛み

イ「はっ、おれの勝ちのようだな！残念だなクソガキィ！援軍だ！！」

イビーの後ろに今までなかった船と、そこに銃を構える海賊が見えた

「っくそが。」

イ「はっ！せいぜい神にでも祈るんだなァ！」

イビーが刀を振り上げる
私はその刀が振り下ろされるのを……
いや、さらにその奥を見た。

「あっはっは！いや、私の勝ちだな。」

刀をナイフで無理やり支える
力の差は圧倒的だ

イ「あ゛ぁ！？何言ってやがる？イカれたのか！？」

「まさか笑」

海賊船の、さらに後ろ。

____見えるのは

「援軍だ。」

じいちゃんの海軍船

イ「は……？ガープだとォ！？」

ガ「総員！戦闘用意は不要じゃ！…わしが行く
おいお前、わしの孫に何晒しとんじゃあ！！」

うん、じいちゃん圧倒的
…………ちょっとやりすぎじゃないか

じいちゃんのおかげで、海賊は数分で全員縄にかかった