【MHA】紅音の翼 5【轟焦凍】 (ページ42)

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紅音色。194 ページ42

その後、着替えてからまた集合した。さっきから心臓がバクバクしてる。二重の意味で。

「こういう時間いっちばんヤダ…」

『分かりみが深い』

「人事を尽くしたのならきっと大丈夫ですわ」

お茶子ちゃん、百ちゃんとそんな会話をする。響香ちゃんもすごく緊張してるって感じの顔だ。

そして、運命の時がやってきた。
壇上に目良さんが立った瞬間、一気に場が静まり返る。

「皆サン長いことお疲れ様でした。これより発表を行いますが…その前に一言。採点方式についてです。

我々ヒーロー公案委員会とHUCの皆さんによる二重の減点方式であなた方を見させてもらいました。つまり…危機的状況でどれだけ間違いのない行動を取れたかを審査しています。

とりあえず合格点の方は五十音順で名前が載っています。今の言葉を踏まえたうえでご確認ください」

そしてモニターに名前が映し出された。五十音順…紅音だからあ...あ...あ。

『あったああああああああ！！！』

「麗日ァ！」

「あったァ…」

お茶子ちゃんや響香ちゃんのそんな声が聞こえる。
他の皆のちらほら「あるぞ！」とか「メルスィ！」とかいう声も聞こえてきた。
大体の人が受かったみたい。

そういえば不安だったんだけど...
爆豪、轟、夜嵐...と。

『...やっぱりないか...』

やっぱり勝己落ちたか...救助ってなった時点でなんとなくやばいんじゃとは思ってたけど。
焦凍と、イナサは...うん。自業自得かな...

...お説教するって言ったけど、顔合わせづらいなこれ...
そんなことを思っていると、大きな声が聞こえた。