【MHA】紅音の翼 5【轟焦凍】 (ページ16)

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紅音色。168 ページ16

そして到着したここ＿トレーニングの台所ランド、略してTDL。...うん、USJよりマズいなこれ。某夢の国から苦情来ても文句言えないぞ...

「ここは俺考案の施設。生徒一人ひとりに合わせた地形や物を用意できる。台所ってのはそう言う意味だよ」

「なーる」と軽く納得した上鳴くんに対し、飯田くんはいつも通り「質問をお許しください！！」とすごい勢いで挙手をし、「何故仮免の取得に必殺技が必要なのか意図をお聞かせ願います！！」と問う。
その質問に対して、先生方はこう回答した。

仮免試験で最も重視される観点は戦闘力。
けれど必ずしも攻撃が強いというわけではなく、冷静に状況を判断し安定行動をとることができればそれで十分戦闘力が高いといえる、と。

だから“これが使えたら自分が有利になる”っていうものを身に着けておくことが大事だそう。それを林間合宿でもう少し延ばす予定だったらしい。
じゃあ結構忙しくなるってことかなー...
とりあえずね、白目むいたよ。うん。

さてさて、こんな感じで訓練が始まった。
必殺技ねえ...改めて考えると、私それっぽいの意外と多くない？
そんなことを思いつつ、指折りしながら数えていく。

・体育祭での体を炎の鳥に変えて突撃
・体育祭での大火球
・期末での炎の花

とか...？
あとは合宿でちょっとやった、感覚共有した炎の鳥とか。
あれ、思ったより多いな。どうしよう...

周りに炎の鳥を飛ばしつつうんうん唸っていると、すぐそばまでエクトプラズム先生の分身(多分)が来ていた。