あかねいろ。6 ページ7
そこまで考えたところで、はたと気づく。
爆破の個性に、あの不良のような容姿。
...もしかしなくても、彼が爆豪さんだったのではなかろうか。
やべえ。1番関わりたくない人種に喧嘩売っちゃった。
一瞬で青ざめた私に、響香ちゃんが駆け寄ってくる。
「Aーーーー！あんたなんて無謀なことをーー！！」
『痛い痛い叩かないで響香ちゃん私も今気づいて焦ってるからあああああああ』
私はただ、響香ちゃんを迎えに来ただけなんだってばああああと、ぽかぽかと殴られながら半泣きで答える。
私の高校生活終わったわと、人目を気にせず崩れ落ちていれば、聞こえてきたのはなんだか軽薄そうな声。
「耳郎ー！その可愛い子誰ー！？」
『ひっ』
金髪に黒メッシュ。コミュ力高い系。
間違いない。私が苦手な人種(チャラ男)だ。
カタカタと震え出せば、響香ちゃんが怒り出す。
「うっさい上鳴！A怯えてんじゃん！この子あんたみたいなタイプ苦手なの！」
「あっそうなん！？ごめんね、えっと...Aちゃん！オレ上鳴電気！」
息をするように謝罪と自己紹介をした上鳴さん。
苦手って言ったのは聞こえていなかったのだろうか。悪い人ではなさそうだからいいか...
そう一人合点して、自己紹介をする。
『え、えと、サポート科の藤野Aです...響香ちゃんとは同じ中学でした...よろしくお願いします』
そう言って深々と頭を下げると、すぐに「ああああ頭上げて！？」と言われた。解せぬ...
「Aちゃん真面目なんだな...好きだわそーいう子！てなわけでオレとお茶しない？っていででで」
「Aを口説くな。殴るよ」
「耳郎こええええ」
『きょ、響香ちゃん...ご飯食べに行こう...？』
「うん分かった。待たせてごめんね」
「切り替えはっや！？甘々かよ！！」
「...(ｷﾞﾛﾘ」
「さーせんした！！！」
響香ちゃんがなんかおかしい...どうかしたのかな...？
そんな会話をしていれば、だんだん教室内にいた人が集まってきた。
ひいいいいいいいいい(絶叫)
心の中は大パニックだ。
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しろくろ(プロフ) - 雛菊さん» あうう温かいコメントありがとうございます(´；ω；`)更新頑張ります…！！！ (2018年1月23日 14時) (
レス) id: 7151ac0448 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - とても読みやすくて、素敵な内容だと思います！これからの展開に期待大！です！更新楽しみに待ってます。 (2018年1月23日 14時) (レス) id: bce29b35fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろくろ | 作成日時：2018年1月23日 14時
