検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:13,932 hit

.02 ページ2

「あっ、悪ぃ」



A「ほれ見ろ、バカ凪」




てか凪ってフィルム貼ってたっけ
あーあ、画面からいったらバキフォン確定じゃん



凪のことだ、
どーせめんどくさいから買い換えずに
そのままにするんだろうな



そう思った矢先、
隣にいた凪は風を切って飛び出すと
落ちていく携帯を足の甲で受け止めた




凪「あ、死んでない」




そのまま何事もなく階段に座ってゲームを再開する

最近ハマってるって言ってたサバゲー?だっけ



ゲーム音痴な私には不向きすぎるジャンル


あー、そう言えば昨日も
寝る前にデイリーこなすの忘れたとかで必死にやってたな


横で見てたけど
画面酔いしそうで先に寝た



何が楽しいんだか……
出来ない人には分からない楽しさってやつね




A「ナイス凪、
さすが体育だけ成績トップの問題児」



凪「なにそれ、褒めてんの?」



A「褒めてる褒めてる、
凪は私の自慢の幼馴染だからな」



満足したのか携帯をポケットにしまって
帰ろ、と歩き出す凪の後ろをついて歩く




「すげぇ!!何今のトラップ!」




凪「誰……」



A「御影グループの御曹司じゃん、凪知らないの?」



ほら、毎日ウザイほど女子がキャーキャー言ってる



凪「へぇ、お金持ちの息子ってこと?お金頂戴」



A「順序ってもん知らないのか……
いいか凪、こーゆうのはまず友好な関係築いてからだな」



凪「そうなの?
俺、凪 誠士郎。……お金頂戴」



A「バカか、全然分かってねぇじゃねーか
オマエは金集ることしか頭にねぇのかよ」



凪「だって楽に武器ガチャしたいし……」




うん、そうか……




玲王「なぁ!俺とサッカーしよう!」


凪「しないよ、サッカーとかめんどくさいし」


玲王「オマエにはサッカーの才能がある!
オマエは俺と世界一にならなきゃならない!
そーゆー運命だ!」




自分の理想を押し付けて身勝手にも程がある




" あんたんとこの兄貴が凄いとか知らねぇけど
AはAだろ、他に代わりなんていないよ。
そんなことも分かんないくらい腐っちゃったの?おばさん "




そんなの、凪が一番嫌がるのに







凪「A、帰ろ。眠たくなってきた」


A「夜遅くまでゲームなんてするからだろバカ凪」



ほらね……凪は興味無いことには無関心なの


サッカーだか世界一だとか知らないけど
私から凪を奪おうってんなら蹴落とすよ、御曹司




私はもう、凪がいない退屈な毎日には戻りたくない

.03→←.01



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (75 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
208人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (9月28日 21時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年12月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。