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気づけば私の周りには誰もいなくなって
暗闇の中に1人取り残されていた
息が、上手くできない
落ち着かせようと必死に抑えても無理だった
すれ違い様に放った言葉は
" 二度と俺の前に面見せんな "
私を突き放し、拒絶した
ねぇイザナ、いつから？
いつからそんなに苦しそうな顔をするようになったの
｢A｣
名前を呼ばれて俯いていた顔を上げると
特攻服を着た人がすぐ傍にいて、怖くて顔を逸らした
蘭ちゃんと竜ちゃんは黒い特攻服だ
視界の隅に入ったのは赤い特攻服…
｢んなに怖がんなよ、傷つくだろ？｣
優しい声が降りかかる
この声、知ってる…
A｢鶴ちゃん？｣
鶴蝶｢よお！久しぶりだな。元気してたか？｣
ニカッと笑う鶴ちゃんは
あの頃と同じ、優しい表情をする
A｢鶴ちゃんも不良してるんだね｣
鶴蝶｢俺めっちゃ強いんだぜ！？｣
施設で会った時の事はよく覚えてる
見た目によらずすぐ泣いてイザナに怒られてた
A｢一緒にいるんだね｣
手を離したのは私だけだった
鶴蝶｢A、イザナはあぁ言ってるけど
ずっとオマエの事気にしてたんだよ｣
A｢ふふ、ありがと。
慰めてくれるの？鶴ちゃんは優しいね｣
大丈夫？私いま上手く笑えてる？
鶴蝶｢え？違う！ホントだって！｣
遠くから聞こえる2人の声に
重い腰を持ち上げて立ち上がった
A｢じゃあ帰るね。もう来ないから。
イザナにも会わない、そう伝えて｣
そっと渡したのは
イザナから貰ったプレゼント
持っていたって苦しいだけなら必要ない
鶴蝶｢Aはそれでいいのか？｣
その言葉が妙に心に引っかかるのは
私がまだ、迷ってるからなの？
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雪(プロフ) - 和凛さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年10月3日 22時) (
レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 朝はパンよりご飯派さん» ありがとうございます！ (2022年10月3日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
和凛 - 初めまして！続き頑張ってください。 (2022年8月30日 23時) (レス) @page9 id: aabcab5ba8 (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - がんばれ！٩( 'ω' )و (2022年8月25日 23時) (レス) @page9 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 華さん» 華さん！こちらこそコメントありがとうございます(๑♡ᴗ♡๑) (2022年6月22日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年5月22日 17時
