32話 ページ6
アリスside
白湯を入れて役人さんに渡す
白雪「 破片で切ったりしてませんか？ 」
役人「 大丈夫ですよ。
……ハァ、参った…
あの少年の薬じゃ怖くて飲めないよな… 」
どういう意味だコラ
『 それはどういう意味で？ 』
白雪「 …以前合わなかった事が？ 」
役人「 え？ああ、いえ。
そうではないんですが…。
子供とは思えない知能と表情で…
得体がしれないでしょう、彼は。
薬剤師とは言っても、関心があるのは植物の毒のみで、
いつも実験台を捜しているとも聞きますからね…
出来れば関わりたくは無いという話です 」
……は？
リュウがそんなことするわけないだろう
白雪「 ………植物が外敵から身を守るために作る毒素が 」
役人「 はい？ 」
白雪「 人体には薬となる事が多いとご存知ですか 」
役人「 えっ
い、いやあの…ですが犠牲者も出たとか出ないとか… 」
机を拳で叩く白雪
ガチギレじゃん
私もキレそうだけど
白雪「 そんないい加減な判断でしていい話じゃない！
撤回して頂けますか 」
役人「 はッ！軽率でありました！ 」
顔を青く染めて敬礼をする役人さん
白雪「 …ちょっと失礼します 」
恐らくリュウの元へ向うであろう白雪
その背中を見送ってから役人さんに向き直る
『 …さて、私とも少し話しましょうか 』
にこりと笑顔を貼り付ける
ほら、滅多に出ない笑顔だ
有難く思え
役人「 エッ…あ、ハイッ 」
『 あなたが植物や薬草について詳しく知らないのは仕方ないです。
それは個人によって別れますから。
ですが、人柄はそうではないでしょう？
…そんな根も葉もない噂を信じて、
せっかく作ってくれた薬をわざと落とす？
失礼だとは思わなかったのかよ。
あんな純粋な綺麗な瞳をした子が！！！
あんなに幼い子が！！！
そんな事をするように見えたのかよアンタの目には！！！ 』
役人「 いや…その… 」
『 どうしてそんな可哀想な事をするんだ！！！
大の大人が小さな子を足蹴にして！！！
まだ12歳なんだぞ！！？？
人として恥ずかしくないのか！！！ 』
役人「 そ、れは… 」
言葉に詰まる役人さん
…少し感情に身を任せ過ぎたかもしれない
『 …全員でリュウに謝れよ、わかったな 』
役人「 えっ 」
『 返事は、はいかyesしか受け付けねぇ 』
役人「 ハイッ！！ 」
顔を真っ青にして背筋を伸ばした役人を睨みながら部屋を出る
…ああ、気分が悪い
少し外の空気を吸おう
……無断だけど
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黒髪の白雪姫 - モブですよ(´・ω・｀)さん» ついにイザナ殿下が出てきますね♪(〃^ー^〃)更新がんばって下さい(〃^ー^〃) (2018年2月18日 16時) (
レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 更新楽しみにしてます♪( ＾ω＾ ) (2018年1月21日 16時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 返信ありがとうございます( ＾ω＾ )更新がんばって下さい( ＾ω＾ )応援してます♪ (2018年1月21日 16時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
モブですよ(´・ω・｀)(プロフ) - 黒髪の白雪姫さん» こんな素人の作品を好きだなんて…！嬉しい限りです！2週間に一回くらいのペースで、一章分の更新ができたらなぁと思っております！ (2018年1月21日 16時) (レス) id: 00fa19d5bd (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 返信ありがとうございます( ＾ω＾ )この作品が好きなのでつい更新の日を聞いてしまいました(///∇///) (2018年1月21日 15時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モブですよ(´・ω・｀) | 作成日時：2017年10月27日 14時
