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3話 ページ4




石清水君と喋りながら歩いていると、これからお世話になる学校に到着した。

やばい。緊張してきた。
周りから聞こえるもんが関西弁とちゃうから。


石「天王寺君…大丈夫?」

『だっ、だいじょぶ…だいじょぶ』

石「…大丈夫じゃないよね」


石清水君に顔を覗き込まれて慌てて答える
けどやっぱ噛んだ。大丈夫ちゃう。うん。

歩きながら悶々と考えて、ふと横を見たら
…石清水君が消えとった


『へっ?え?石清水君?』


あんなでかい図体で消えるっちゅうことは無いやろ…

そう思って周りを見渡してもあの金髪と長身を組み合わせた様な人物は見当たらない。


『うそやろ……』


俺はぽつんと立ち尽くした。
とまでは行かんけど、とりあえず校内に入った。

靴箱やら何やら、名前は書いとるみたいであんま時間はとらんかった

早速靴を履き替えて、職員室を目指す前提で歩く。

何やろ、友達が言うとったやつやけど、こういう時って話しかけてくれる人おるんやっけ?

あれ……あれや、夢小説ってやつで見た!!

まあ妄想で書いとるやつみたいやからんな展開は早々ないみたいやけどなあ。

もしこれが逆に関東の奴が関西来とって、教室何処か聞いたら苦労するやろなあ

職員室?あっこの階段ダー降りて右曲がってどんつき行ったら……って感じやし

よお擬音多いなとか言われるらしいしなあ。でもそれが癖なんよなあ。


『んー…んー?』


間違いない職員室や。よっしゃ

俺は3回ノックして、失礼します。と声をかけてから尋ねようとした。

先生スタンバってました。早すぎやろほんま夢小説やんこれメッタ…まあええか…


『すみません、天王寺Aです。』












担任の先生に連れられて来た教室。
中はちょっとガヤガヤしとるけど前の学校よりやかましない。

ドアを開けて中に入った。


『は、じめまして。大阪から来ました天王寺A言います、1年間よろしくお願いします!』


最初からカミカミやし早口。あかんやん…
めっちゃ陰キャやで俺…


「て、天王寺君…?」

『へっ?』


まじか。こんな展開ほんまにあるんかい。
これ恋愛始まるんちゃうやろな???


『石清水君!!』

石「はっはいいぃ!」


思わず声をあげた。いや俺アホちゃうか。
でも普通に嬉しいよなあこれ…隣の家やし、早速仲良ぉなれた奴やし。

…まあさっき消えたけど!

指定された席に行くついでに石清水君の横を通る


『よろしくなぁ、石清水君!』


俺は肩を軽く叩いた。

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アルカ(プロフ) - 続き楽しみしてます! (2019年7月6日 22時) (レス) id: f73a0dd394 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - 続きがすごく気になります!早く見たいです! (2019年2月20日 17時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月22日 1時

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