原作ファンなので模倣させていただきます 第二章【wrwrd】【日常組】

転生令嬢は走る　６ ページ7

Aside

突如現れたグルッペン。

ちょっと、だいぶついていけないってぇ！

gr｢駄目だ。アメリアは俺のだからな｣

ht｢へぇ……？その大事な婚約者を放って平民の生徒に夢中になってるって聞いたけど？｣

その平民ってヒュプシュのこと、だよね？

gr｢安心しろ、平民の方は学園長から仲良くするようにと指示があったまでだ。俺の婚約者は俺が面倒を見る｣

学園長の指示……ねぇ？

ht｢昨日のようにいざとなった時に助けられないくせにどこが婚約者だよ｣

うん、バチバチしてんねぇ！？

もしかしなくとも気づくの遅すぎたわ！

……こうなったら。



逃げるが勝ちｯ！！！

重い制服を持ち上げて私は走った。

そりゃもう全速力でね。

校舎の中に入ったくらいで足を止めた。

『はぁ……来てない。良かったぁ』

｢そんなに急いでどうかしましたか？｣

凄く綺麗な男の人。

『え、いいえ！何でもありませんわ』

こんな顔のいいキャラクター知らな……

＿＿オスマンは茶髪で緑色の目、特徴的なトルコ帽を被ってて……＿＿

ひめの言葉を思い出す。

この人、第二弾の乙女ゲームの攻略対象者だ！

＿＿女性と間違われるくらい＿＿

あれ、私今なんで男の人ってすぐに分かったんだろう？

os｢なら良いのですが｣

目を少し開いて答えるオスマン。

糸目、茶髪……翡翠のように輝く瞳。

翠秀 帆満(すいしゅう ほまん)先輩……

服装のせいで分からなかったけど、私の前世のバイト先の先輩だ。

って、事はやっぱり私の知り合いが攻略対象者になるってことなのか。

はたまた私には攻略対象者が知り合いに見えるだけでヒュプシュからしてみればヒュプシュの知り合いに見えていたりするのか。

う〜ん、分からない。

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