プロローグ ５ ページ5
Aside
いや、ここどこやねーん！！！
と、叫びたいがあいにく、声が出ない。
｢初めまして、私の子｣
私の目の前に美人なお姉様がいる。
優しく私の頬を撫でて、キスをした。
え、貴女お母さん？ちょーぜつ美人なんですけど。
｢僕の妻のように美しいな｣
私を愛おしそうに見つめるイケメン。
ほ、お父さん？顔良すぎだろ。
そりゃ、私(？)の顔も美人に決まってるわな。
周りをよく観察すると、執事さんみたいな人がいたり、侍女さんがいたりと、皆美形である。
何があったか知らんけどとりあえず親達が美形だったら眼福なので良いか。
あれから五年後。
今日も私が美人すぎて辛い。
｢お嬢様、旦那様方がお待ちです｣
『わかりました、今行きます』
どうやら私の転生(？)先は貴族らしい。中世ローマとか、そこら辺だと思う。転生なんてにわかには信じ難いけど。
美味しいものと、美しい人達に囲まれてとにかく幸せだから、オールOKだ。
｢お前の婚約者を紹介する。王城に行こう｣
私に婚約者がいたとは……ま、乙女ゲームでもいたしな。
『はい、お父様』
パパよ、それでも五歳に婚約者は早いんじゃないかな〜
そして、婚約者の紹介や、魔力の測定やら、魔法の勉強やらでこの世界は渡しといた世界とは全く違うファンタジー世界だと言うことに気づいた。
・
私は十六歳になり、魔法学園に入学した。
そうして、私は気づいてしまった。
『あれ、これ乙女ゲームの世界じゃね！？』
｢何言ってるんです？｣
『……そーだよな。そんなわけ、無いよな』
｢本当にどうしたんですか、アメリア様？｣
『ッ！？』
私が悪役令嬢？アメリア様だった！？
確かに、前世のことは思い出せるのに乙女ゲームのことになるとモヤがかかったみたいに思い出せなかった事はあったけど！！
それでも、私がアメリア様に転生してると気づけないなんて！
『ファン失格だ……』
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
