悪役令嬢は怪しむ ２ ページ28
Aside
学園に着く頃には疲れてしまっていた。
皇子達の事もあるけど、クロノアとトラゾーが予告も無しに来た二人に怒っていて落ち着かせるのに大変だった。
その上、あの二人とはどういう関係か問いただされて、弁解するまでに疲れてしまった。
過保護な幼馴染を持つと大変だ。
『はぁ……』
大きなため息をつきながら、教室の椅子に腰掛ける。
攻略対象者が前世での知り合い、そう思っていたけれど。
グルッペン、
前世の記憶無いからなのかもしれないけど……
『はぁ……』
本日二度目のため息を着く。
syp｢そんなため息ついてどうしたんですか、アメリアサマ？｣
げぇ……
『別に、貴方が気にするような事では無いですわ』
一応ショッピも皇子の下僕みたいだから、敬語は使っておく。
ci｢そうですね！ショッピはおいて、俺と下町でも歩きながら悩み、聞かせてください｣
ショッピの後ろからひょっこり現れるチーノ。
syp｢はぁ？？お前には分からんのか、これはツンデレなんやからお前の出る幕ちゃう｣
ci｢俺にはデレが1mmも感じひんかったけど？第一、虫を見るような目で見とる時点でお前はちゃうやろ｣
ヒュプシュ助けて……
私は助けを求めるようにヒュプシュを見つめる。
hp｢っ……｣
睨まれた！？
え、誰かヘルプ！
『あ、お二人ともヒュプシュさんがお呼びですわよ？』
hp｢！！？？｣
ごめん、ヒュプシュ犠牲になってくれ！
syp｢？……そんな事より、今はアメリアサマの会話を楽しみたいんですけど｣
ci｢それについては俺も同感やわ｣
hp｢あ、えーっと……ウツ・レイラーと名乗る人が呼んでました｣
syp.ci｢……はぁ、待ってて下さい。すぐ戻りますんで/戻るんで！｣
ヒュプシュナイス！
息を合わせて言葉を行った後に二人は教室から出ていった。
『ヒュプ……』
hp｢まだ、だめ……あのアイテムは信用出来ない｣
だめ？アイテム？？
私にだけ聞こえるように耳元で呟かれ聞き返す余裕も無く、そのまますれ違った。
ヒュプシュの顔色が以前に増して悪くなっていたのは何かに怯えているからなのか。
それすらも話せなかった。
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
