悪役令嬢は決意する ２ ページ22
Aside
次の日。私は学園についてすぐ、昨日伝え損ねたことを伝えるために教室にいるはずのヒュプシュ……ひめを探す為辺りを見渡した。
おかしいな……この時間にはいるはずなのに。
kn｢お前何やっとんのや？｣
なんだ、最近の攻略対象者達の中で背後に立つのが流行ってるのか？
『人を探してまして、どうやら居ないようです。フント公爵令息は一学年の教室にどのよう用がおありで？』
ほんのちょっと嫌味を込めておく。
kn｢俺の事知っとるんか？｣
あ、やべ。
『ええ、何かと有名ですもの』
kn｢ほーん？｣
ヒュプシュー！！帰って来てぇ……私にはコネシマの対応は無理だから。
kn｢あ、平民の奴なら今日は休みやで｣
『え……』
平民の奴…って、名前で呼んだげてよ！
でも待てよ。ヒュプシュが休みってこと知ってる……つまり、親密な関係ってコトですか！？
ヒュプシュ意外と頑張ってるのか。いけ、その調子だ！
『私が探しているのはヒュプシュさんではありませんが……彼女はどうして休みなのでしょう？』
kn｢あ？そんなん知らんわ｣
へー休みなのは知ってるのに理由は知らないんだ。
『そうですか。では、失礼します』
ヒュプシュは一体何をやっているんだ……？
ヒロインが休むイベントなんて無いしヒロインが居ないとイベントも攻略対象者の好感度も上がらない。
……好感度、好感度を上げる課金っ！！
あの課金ショップがこの世界にあれば、シナリオ通りでなくても、ヒュプシュと攻略対象者のハッピーエンドに持ち込める！
たがしかし。パパが過保護なせいで無闇に出かけられない。
決まった、最初はパパの懐柔だ！
・
・
gr｢……と、考えているところだろうな｣
tn｢どうするグルさん｣
gr｢あいつの望みだ。叶えてやれ｣
tn｢分かった｣
私の知らぬところで"なにか"が起きていた。
もちろん、今の私は何も知らない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
