悪役令嬢は演じる ７ ページ13
アメリアside
syp｢暴れないでください｣
なんでこんなに、手足を動かしているというのにショッピから逃れられないのだ。一発、不慮の事故かなんかでぶん殴ってみたけど、躱されたし。
『嫌、離しなさいよ！』
syp｢……大人しく、ね？｣
このお姫様抱っこのせいで近いのに、更に顔を近づけるショッピ。顔は良い。
無理無理、前世でここ距離なかったもんっ！
『ﾋｭｯ……は、い』
syp｢分かればいいんです｣
いや、イケメンに反抗するなんて無理だった。
周りの視線が痛い、グザグサ刺さってるよぉ……
ホントにこれから先どうしよ、ははは。
hp｢……｣
ヒュプシュｻﾝ！？そんな睨まないで！
これ、私のせいじゃないから、全部ショッピと不可抗力のせいだから！私は頑張っていると言うのに……なんで悪役のように邪魔してくるんだよ、攻略対象者！！
そうだ、私は悪くない、悪くない、悪く……
syp｢あの？降りないんですか？｣
『ん？』
syp｢着きましたけど……そんなに俺といたいんですか｣
いや、勝手に解釈すんな！
『降りるわよ。貴方をこれからどう処罰しようか考えていたの』
syp｢へぇー、それは光栄です｣
反応が意味不明すぎる。もしや、こいつらアホなだけ？
syp｢……先生いないみたいですし、ベットで横になっててください｣
今、逆らっても無理やり寝かされるだろうし大人しくしとこ。
『分かったわよ……』
私は大人しくベットに横になる。
syp｢それでいいんですよ｣
それだけ言ってショッピは医務室を出た。
今日は実力テストイベントがあるので、休みたくないのだけど……横になってたら、眠くなって来た。
『ｽｩ-……』
『ﾊｯ！？』
やばいやばい、気がついたら寝てたッ！
慌ててベットから降りようとすると、
ﾊﾞﾀｯ
『いったァ……』
急いでたから滑ったわ……
zm｢あ？うるさいわぁ｣
うェ、人がいるみたいだ。
ベットの周りを囲んでいたカーテンが、開いた。
『ﾋｨｯ……』
兄の友人の中で一番苦手な
目が怖くて、ホントあの人だけは無理だったんだ。
zm｢お前、誰や？俺が気持ちよく寝とったのに……｣
流石にゾムに悪役令嬢キャラは演じれない。
うぁっ！やるっきゃない！
『貴方こそ、名乗ったらどうなの？転んだ令嬢に手を差し出せないなんて、大した家柄じゃ無いでしょうけど』
やばいよぉ、ばりばり喧嘩売っちゃったよっ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
