悪役令嬢は告げる ２ ページ17
アメリアside
hp｢同じって……｣
『物語のヒュプシュは頭良いのに、貴女はそうでも無いのね』
hp｢それはどーもすみませんꐦ｣
にこにこしながら怒ってる……なんか、ごめん。
『私も貴女と同じ転生者。でも、私もシナリオ通りにしてるけど』
hp｢……それ、本当？｣
『なんで嘘つく必要があるの。私だってシナリオ通りに進まなくて困ってるんだから』
hp｢もし、アメリア……の話が本当だとしたらなんで、こんなにストーリーが変わってるの？｣
『話しづらそうだから、アメリアじゃなくてAで良い。私の前世の本名』
hp｢A……私はひめ｣
『そう、私が思うにもしかしたらこの世界は私達の知っている世界じゃ無いんじゃない？』
hp｢あの乙女ゲームの世界じゃないとして、なんなのここは｣
『それは、分からないけど』
hp｢つまり、転生者が二人いても何も分からないってことね……｣
ヒュプシュはため息をついた。
それから、ある程度の情報交換をしてヒュプシュと別れた。
ま、別れたと言っても先生が先程言っていたように向かうのは同じ教室なのだけど。
それぞれ席につき、辺りを見回す。
私の斜め左にはショッピとチーノ。その三列前にヒュプシュ。本来なら、ショッピとチーノはヒュプシュの隣。
私もヒュプシュも何も変わってない。
何がおかしいんだ、何が違うんだ。間違い探しより、確実に難しいこの謎は解けるのだろうか。
｢アメリアー？｣
『あ、はい』
考え事してて聞いてなかった。とりあえず、先生のところ行けば良いのかな？
｢ボーッとしてたけど大丈夫か？｣
『すみません、何でもないです』
｢さっきの実力テストの結果、なかなかだったぞ｣
『ありがとうございます』
先生から紙を受け取り席に着く。そして、紙を開くと
92/100点
上出来だ。一位はヒュプシュだろうけど。
｢ぽまえら、落ち着けー｣
実力テストの結果を見て騒ぎ立てるクラスメイトと、それを抑える先生。
｢実力テスト、一位はアメリア・へクセの92点だ｣
え……
ci｢だと思ったんよな〜さすがやわぁ……｣
syp｢まぁ、当然の結果よな｣
｢入学早々、気を抜かずに真面目に勉学に取り組めよ｣
気だるそうなクラスメイト達の返事が教室に響き渡った。
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
