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授業は明日から。
私は寮に戻っても何もすることが無く。
仕方なく校舎をフラフラする。
図書室が、大きい。
図書館みたい…。
私は本の誘惑に負け、1冊手に取る。
ピアノの本。
…私、ピアノ弾けないの。
「…誰か居ますか〜?」
控え目に聞こえた声。
女性…と言うより、女の子に近い。
少し潤んだ声だった。
姿は見えないが、困ってるみたいだ。
「…此処に居ますよ。」
誰かに伝える様な声ではなく、
独りでに呟く声で応えてみる。
すると…
「よ、良かったぁ…」
本棚の陰から、ひょこっと
綺麗な紅梅色に近い桃染色の髪が見えた。
「先程の声は貴女の物ね。」
カタっ…と本棚に本をしまう。
本棚の陰から出てきたのは女の子。
「…何か困っているみたいだけれど、大丈夫?」
「ぁ…じ、実は…迷ってしまって…」
女の子は少し
恥ずかしそうに頬を紅らめながら言う。
「それなら、一緒に戻りましょう?」
「い、良いんですか!?」
✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿←こんな感じで
女の子の顔が明るくなった。
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五月雨(プロフ) - masyuさん» コメントありがとうございます!!楽しんで頂けてとても嬉しいです!!こんな駄作をそう言って貰えて幸いです!!これからもよろしくお願いします!! (2018年4月5日 3時) (レス) id: 4aea6c2954 (このIDを非表示/違反報告)
masyu(プロフ) - とても面白かったです!続編でも楽しませていただきますね! (2018年4月4日 11時) (レス) id: c1c9d41e9d (このIDを非表示/違反報告)
朝倉ひな - ピュアだな。 (2017年10月17日 16時) (レス) id: 35a6a0831a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨 | 作成日時:2017年7月18日 19時