儚く散る (ページ1)

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宮舘side

深澤「余命宣告…？」

目黒「え、余命ってどういうこと…？」

向井「治療は、、？治るよな？」

俺の報告に動揺を隠せないメンバー
余命宣告を受けたのは俺じゃなく、俺の隣にいる翔太

「気づくのが遅かった。薬が効いて良くなる人も居るみたいだけど多くの人が進行していくらしくて…」

ライブ終わり、いつもと様子の違う翔太を見て嫌な勘が働いた。

翔太は大丈夫、平気の一点張りだったけど無理やり連れて行った時にはもう遅くて。

岩本「まって…SnowManの活動は…？」

「まだ大丈夫…ただ活動できる期間もそう長くはないって言われた。もう少ししたら激しい運動も辛くなってくる、そうなったらダンスは…」

渡辺「ごめん、みんな」

佐久間「謝んなくていいって！けど…どうすんの？これから…」

阿部「そうだよ、公表は？ダンスが出来なくなった後は？」

渡辺「公表はしない、出来なくなった後は退所して芸能活動は辞めるよ」

その後メンバーに「ファンの為にも公表しろ」「出来なくてもいいからSnowManにいろ」「せめて芸能界には残れ」って猛反対されていたが、翔太は意見を曲げなかった。

結局メンバーが折れ、翔太の意見を尊重することに。

最初のうちはファンにもジャニーズ内でも気づかれることは無かったんだけど、段々病気なんじゃないかって勘づく人達が増えていった。

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深澤「翔太大丈夫？」

渡辺「大丈夫、いける」

円陣を組みステージへ上がる

あと何度この光景を見ることが出来るのだろうか

翔太のファンを見る度に胸が痛む。

昼公演が終わった後、辛そうにしている翔太に次の公演は休むように言ったが、また翔太は大丈夫、平気、俺はやれるの一点張りで言うことを聞かなかった。

あの時無理にでも止めておけばよかったとあの日からずっと後悔してる

明らかに症状が悪化している翔太を俺は止めることが出来なかった

俺だけじゃなく皆も

皆気づいてた
昼公演の後翔太の様子がおかしかったのを

だけど皆翔太の気持ちを汲んで無理に止めることはしなかった

皆あの日を後悔して今も夢に見る