64 ページ14
【A】
いよいよ、待ちに待った学園祭が始まった。
待ちに待ったというかあれだけ準備に手こずらせておいてやらなかったら殺意湧くけど。
開会式や余興も無事に終わり、いよいよ各クラスで模擬店を出すことになっていた。
3Zのフランクフルトは果たして盛況なるかな?
新八「先生ー、この辺ですかー?」
銀八「おーし、いいぞー。やっぱ目立つな看板。上出来だ」
新八「いかがわしい店としか思えませんよ」
看板も掲げて一気にみんなの緊張感も高まった。
私は前半店番のためエプロンを身につけた。
清潔感があるように髪もまとめる。
九兵衛「A、油はこの鍋に入れていいのか?」
A「あ、うん。まだ火は付けないで半分だけ入れてくれる?」
3Zにはフランクフルトを販売する上で欠陥があった。
それはクラスのほとんどの女子の料理スキルだ。
3Zの女子たちの腕前は全校生徒の中でも群を抜いて致命的だった。
特に叔父さんも心配しているのは妙ちゃんの腕前だ。
妙ちゃんが料理するとどんなものでもダークマターと化す。
妙ちゃんが作って喜ぶのは近藤くんか九ちゃんだけだ。
A「あれ、油ってこれで全部?」
私は九ちゃんに聞いた。
九ちゃんは頷いて、教室にあったのはこれが全部だと言う。
すると私たちの会話を聞いた叔父さんは言った。
銀八「悪りぃA。俺の車に残りあるから持ち行ってくんね?あ、でも1人じゃあの量持ちきれねぇし誰か連れてけー」
この流れ的に九ちゃんにお願いするか。
と思って九ちゃんに言おうとした矢先────
沖田「A、俺が行く」
背後から総ちゃんに言われた。
気まずさが残るものの、謝罪の気持ちあるのか。
私は頷いて総ちゃんに向き直った。
A「分かった。ありがとう総ちゃん。じゃあよろしくね」
沖田「あぁ…って、テメェはどこ行こうとしてんだ」
A「え、行ってくれるんでしょ?」
沖田「俺1人なわけねぇだろィ」
総ちゃんは私の腕を引っ張りそのまま教室を出た。
え?!そういうことなの?!
やだやだ今2人きりはやだ!!!
606人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠々亜(プロフ) - literarymastertさん» コメントありがとうございます。更新頻度が遅れてしまって申し訳ないです(><)素敵なカップルを書けるよう頑張ります! (2018年10月1日 23時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
literarymastert(プロフ) - こういうカップル好きです!笑ニヤニヤしながら見てます!!更新頑張ってください!笑 (2018年10月1日 23時) (レス) id: 2fed73faab (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 蛍さん» コメントありがとうございます。ここ数日忙しくて更新めっちゃ遅れてますが、皆さんの温かいコメントを頼りに更新頑張ります! (2018年9月29日 14時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
蛍 - 神威くんと夢主ちゃんが可愛いすぎて辛いです!!更新大変だと思いますが頑張ってください!これからも応援してます^^ (2018年9月26日 20時) (レス) id: e7281059f9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ティアーさん» コメントありがとうございます。もう高評価して頂けただけでも大満足です(T_T)ご期待に添えるような作品になるよう更新頑張ります! (2018年9月25日 13時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑠々亜 | 作成日時:2018年9月12日 20時