【続編】幼なじみに失恋しました【神威】

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【A】




今日は日曜日だった。
私は図書館に来て勉強をしていた。
────────with夜兎高生。




A「……んーっと、多分ここは進行形だから…」




神威「なにこれ。阿伏兎、これなんて読むの？」




阿伏兎「俺が知ってるわけねぇだろ」




神威「何かの暗号かな？あ、もしかしてダイイングメッセージかもしれないね」




A「お前らちょっと黙ってろ」




私は深くため息をついた。
この人たちなんでいるの。
私勉強一緒にしようだなんて言ってないからね。


遊ぼって誘われたけど、来週テストだから図書館で勉強する、と断ったところ、まさかの図書館で待ち伏せされて今に至る。
英語の勉強してるのに気が散ってしゃーない。




A「てゆーかみんな静かにしてよ。ここ図書館」




神威「俺初めて来た〜。散歩してきていい？」




A「却下」




神威くん以外も初めて来たのか館内をキョロキョロ見渡していた。
そういや図書館に入るなり早々「本がすげぇある！」と誰かほざいていたな。




「姉御、それいつ終わるんだ？」




A「勉強に終わりはありません。てかまじで出てけ。あんたらで遊んでろ」




「姐さんが勉強してんのに俺達が遊んでるってのも気が引けるじゃねえか」




A「そーゆーところで変に律儀になるのやめろ」




言っとくが私は今まで伊達に優等生気取ってきたわけじゃない。
成績も校内30位以内をキープしている。
こんなところで変な点取ってたまるか。




神威「しょーがない。みんな、今日は行くよ。Aの邪魔これ以上しないでね」




A「お前もな」




神威「んじゃまたね、A」




神威くんはそう言いながら私の頭を撫でた。
っていうのは嘘で鷲掴みしてグリグリした。
何気怒ってやがるこいつ。

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