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よろしくお願いします ページ29

福沢「なんだ知り合いだったのか」

A「いえ、知り合いというわけでは、、、」

と出来事を話した





福沢「そうであったか」

江戸川「じゃあ、この人が諭吉さんの言ってた僕の教育係?」

福沢「如何にも」

A「どうぞ、よろしくお願いしますね」

微笑みながら乱歩に言った

福沢「引き受けてくれるか」

A「勿論、お引き受けいたしますよ」

では、頼む

と福沢は頭を下げた

こちらこそお世話になります

とAも頭を下げた

福沢はこれから夏目先生と会う約束があるとのことでAと乱歩を家に残し出かけていった





A「では、ご挨拶を」

「私は 篠崎Aと申します」

江戸川「江戸川乱歩」

乱歩はまだ少し抵抗があるようで

つーんとしている

A「では、乱歩さん。
お腹すきませんか?」

江戸川「。。。空いてるけどなに??」

少し台所お借りしますね

と台所へと消えていった


僕には教育係なんて必要無いのに、、、

とは言いつつも内心福沢の考えも分かっていた

お目付け役ね〜

僕ってそんな信用ないのかな〜

悪いことなんてしないのに

福沢が教育係を付けたのは乱歩が悪事を働くからではなく

ただただこの子供には親となる存在が必要で

乱歩の浪費癖や偏った食生活

ある程度の社会常識

その他もろもろ上げていたらキリがないが、

乱歩に欠けているものを補ってほしいからということが大きかった

無論、お目付け役であることに変わりはないが


A「出来ましたよ」

と机のうえに並べられたのはうどん

A「とりあえずはうどんで腹ごしらえです」

そのうどんには野菜がたくさん入っており

乱歩「こんなにたくさん野菜が入っているうどんは初めて見たよ」

いただきます

とうどんを啜った

乱歩「!!!美味しい!!!」

A「それはよかった」

うどんを食べながらAは

「乱歩さん、うどん食べ終わったら食料の買出しに行きましょうね」

でないと、夕飯抜きになってしまいすからね

と台所へと目を向け

A「なにもないですから」

福沢も料理をしないのだろう

台所はとても綺麗にされていた

乱歩「分かった!」

では、今晩何食べたいか考えておいてくださいね
うどんを頬張る乱歩にそう言った









それからの日々はAにとってとても楽しい時を過ごした

そして探偵社設立の三日前

Aは置き手紙を一つ残してヨコハマを去ったのだった

教育係が姿を消した→←あの時の!!



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作者名:ほわ | 作成日時:2016年9月20日 17時

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