あの時の!! ページ28
福沢「乱歩、今日のことは忘れてはいないだろうな」
江戸川「僕の教育係の人と会う日でしょ」
と駄菓子を頬張りながら答えた
福沢「昼頃こちらに来るそうだ」
こちらに、とは福沢の家のこと
探偵社がたつまでは
家を拠点とし福沢は今まで通りの
護衛やらの仕事を引き受けて
乱歩は福沢の仕事に事件性がある場合だけ同行
そして事件を解決
勿論、探偵社設立についてなにもしていない訳ではない
だが、福沢はこの幼稚な乱歩を一人おいてとなるとそう長く家を空けることが難しい
江戸川「ねえ〜お菓子なくなっちゃったから買ってきてもいい〜??」
と このようにお菓子の消費が早く
それに、我慢することを知らない
無くなればすぐに買い足しに行く
つまりは金銭的な問題だ
福沢「少しくらいは我慢をしろ」
そう何回もお菓子を買われては
いくら福沢が稼ごうともすぐに消え去ってしまう
江戸川「僕はね、我慢が大嫌いなの!諭吉さん!!」
ゴロンゴロンと床の間を転がり続ける乱歩
福沢「なんと幼稚な。。。」
コンコンッ
そうこうしてる間にもう昼前
どうやら教育係が来たらしい
玄関のドアを開ければ
着物を着たAがいた
A「少し、早かったでしょうか」
福沢「いや、問題ない」
「Aに教育係を頼んだ者はそこにいる」
床の間を覗いてみれば
A「まあ!?あの時の!」
その声を聞いて
ん〜?と乱歩は声のした方に目を向けた
乱歩「ああ!」
「「善哉!」」
福沢「なんだ、知り合いだったのか」
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作者名:ほわ | 作成日時:2016年9月20日 17時